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167cmで300Y超! 亀代順哉の飛ばしのキーワードは「二等辺三角形」

週刊ゴルフダイジェスト
2021.02.22

PHOTO/Tadashi Anezaki THANKS/パインレークGC

圧倒的な飛距離を武器に鳴り物入りでプロになったものの、成績も飛距離も低迷していた亀代順哉。しかし、以前師事していた青木翔コーチと再タッグを組みスウィング改造に取り組んだところ、以前を凌駕するほどの飛距離を手に入れたという。その秘密を探ってみた。

亀代順哉(右)
1995年生まれ、徳島県出身。高校1年から青木翔コーチに師事し、大学時代に日本アマ優勝。昨年末の特別QTで3位に入り、今季ツアーに参戦。念願の賞金シードを狙う

青木翔(左)
渋野日向子をメジャーチャンプに導き、三ヶ島かななどツアープロやトップジュニアなどを指導

曲がることを恐れて
振り切れていなかった

GD プロの間で「このごろ亀代の飛距離がヤバイ」というウワサを耳にしたのですが、どんなスウィング改造をされたのですか?

亀代 いま青木コーチに指導を受けているのですが、ほんの少し変えただけです(笑)。

GD 一昨年からまたタッグを組むことになったんですよね。

青木 元々は飛距離が出るスウィングなのに、僕のところに戻ってきたとき「曲がるのが怖い」とか言って、あえて飛ばさないアドレスになってたんですよ。簡単に言うと、そこを直したことで、飛距離が復活したということです。

GD 何を指導されたのですか。

青木 ティーアップを高くして、ボール位置を右へズラし、上体が突っ込まない“振り切れる”セットアップにしました。まずはここができていないと、ボールがつかまらず飛びませんからね。

飛距離復活へ、3つのチェンジ

<変更点1>
ティーアップを高くした
ティーアップを低くして、上からボールを押さえ込むように打っていたが、上体の突っ込みや手打ちを招く原因になるため、ティーアップを高く変更した。

<変更点2>
ボール位置を右へ移動
上から押え込んで低いフェードを打つため、ボール位置を左足つま先の線上にしていた亀代。これも上体が突っ込みやすくなる原因に。そこでボール位置を若干右に移動し、左足かかと線上にした

<変更点3>思い切り振り切る
曲げたくない気持ちが強くなると、インパクトで合わせにいくため、上半身が突っ込みヘッドが走らなくなる。とにかく、フィニッシュまで全力で振り切るようにした

軽々300Y! 亀代順哉のドライバーショット

下半身の二等辺三角形をキープ

GD 振り切れるセットアップに変えたということですが、スウィング自体は何か変えていないのですか。

亀代 もちろん、スウィング自体も変わってきました。

GD 具体的に何が変わったのですか。

亀代 アドレス時のヘソと両足を結ぶ“二等辺三角形”を崩さずに、最後まで振り切るれようになりました。簡単に言えば、1軸スウィングということです。

GD 二等辺三角形を崩さずに振る理由は?

亀代 インパクトでロフトを立てて、力強くボールを押し込みたいからです。いわゆるハンドファーストで打つためです。いままでも、ハンドファーストで打っていましたが、曲がるのが怖いから、少し上体が突っ込んでしまい、体の回転が甘くなりロフトがしっかりと立っていなかった。ダウンスウィングで左わき腹を使ってクラブを振り下ろすようにしたことで、上体の突っ込みが解消でき、さらに1軸を意識したことで、強いハンドファーストでインパクトできるようになり、飛距離が劇的に伸びてきました。

<ココが改善1>ハンドファーストが強くなった
手先でクラブを操作せず、体幹を使ってクラブを振っているので、力強いハンドファーストが実現できた
<ココが改善2>その場で回れるようになった
ヘソと両足の二等辺三角形を崩さず1軸で回転して振ることで、クラブの遠心力が強くなりヘッドスピードが増した
<ココが改善3>ロフトが強烈に立つようになった
ハンドファーストが強くなった分、インパクトでロフトが立つようになり、ボールにパワーを伝えやすくなった

<軸ブレしないスウィングのコツ1>
左わき腹でクラブを引っぱり下ろす

トップからダウンスウィングにかけて、腹筋を使って振り下ろす。特に左ワキ腹を意識して、クラブを引っぱり下ろすと、強いハンドファーストになる

<軸ブレしないスウィングのコツ2>
フォローまで右足はベタ足

<軸ブレしないスウィングのコツ3>
ベルトが水平に回転するイメージ

腰の回転のイメージとして、ベルトが水平の状態をキープするといいと言う。ベ
ルトが左右に大きく傾くと、素早く回転できず飛距離アップが望めない

インパクトにかけて左足を思いっきり踏み込む!

GD アドレス時にヘソと両足の二等辺三角形を崩さず1軸で振ることで、強いハンドファーストで打てるようになったということですが、それ以外に飛距離アップのために意識していることはありますか?

亀代 ダウンスウィングからインパクトにかけて、左足を思いっ切り踏み込むことですね。イメージ的には、全体重をボールにぶつけるくらいです。

GD 体重移動するということですか?

亀代 そういう意識はありません。左足を踏むというのは、あくまでもイメージの問題です。というのも、スウィング中の体重移動というのは、意識して行うものではなく、自然に起こるものだからです。

GD 左足を踏むとき、どのあたりを意識するといいですか。

亀代 かかとでもつま先でもなく、足裏全体で踏むイメージをしています。しっかりと踏み込めば踏み込むほど、重心が下がりボールにパワーを伝えやすくなると同時に、体幹を使ってクラブを振る意識も出しやすくなります。踏み込むと言っても、体を揺さぶったり上下動するのではなく、ヘソと両足の二等辺三角形を崩さず、1軸を意識して腰を素早く回転させてください。

<トップ>
右のお尻に張りを感じる

トップでは、右側のお尻に張りを感じるように体重を受け止める。このとき、右足の内ももで上体のねじりを受け止める意識を持つとパワーがたまったトップが作れる。

<インパクト>
左内ももで体重を受け止める

ダウンスウィングは左脚全体で地面を踏み込む。このとき、左内ももで体重を受け止め、アドレス時のヘソと両足の二等辺三角形を崩さないように心がける。

<フォロー>
その場で素早く腰を回転させる

アドレス時のヘソの位置を意識しながら、その場で一気に腰を回転させる。踏み込んだからといって、フォローで伸び上がるような意識は持たなくていい。

地味だけど効果てきめん!
飛距離アップの3ドリル

<ドリル1>連続片手打ち

片手で連続打ちをすることで、体幹を使ってクラブを振る感覚を養うことができる。自然とハンドファーストのインパクトが身についてくる。

<ドリル2>クロスハンド打ち

右手と左手を入れ替えて打つと、インパクトで左手首が甲側に折れる動きが抑えられる。これもハンドファーストインパクトを習得するうえで効果的なドリルだ。

<ドリル3ステップ打ち

アドレス後、右足を上げ、右足を踏み込みながらバックスウィング。右足の踏み込みと同時に左足を上げ、左足を踏み込みながらダウン。これによって、インパクトで左足を強く踏み込んでいく感覚を身につけるおとができる。

週刊ゴルフダイジェスト2021年2月23日号より