【吉田優利の飛びの秘密】#2 “背中を回す”ことを意識したら手上げが解消した
辻村明志コーチに教わり始め、20ヤード以上もドライバーの飛距離が伸びたという吉田優利プロ。飛距離アップのために大事にしてきた“4つのポイント”について、詳しく教えてもらった。
TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Tadashi Anezaki THANKS/光成ゴルフアリーナ
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球を押すために基本を大切にする
体を回すという、我々と同じようなことを意識していることに驚いたが、吉田はシンプルなことこそ大事だという。
「私も手でクラブを上げてしまうクセがあって、体の回旋が足りてなかったんです。そのトップからだと下半身リードができなくて体が早く開いちゃうし、リリースが早くなってしまいます。だからまずは背中を回すことが大切だったんです」(吉田)
ギリギリまでリリースを遅らせてそこからヘッドが加速していくから球を押し込むことができる。その準備として回旋の深いトップが必要ということだ。
「優利は賢いので何が大切なのかちゃんと理解して練習します。だから強いんです」(辻村)
飛距離アップの4ポイントを詳細解説
Point 1
体の回旋
「以前は手上げのクセがありました」
以前は体の回旋が不十分なまま手でクラブを上げてトップを大きくしようとしていた。回旋不足のトップからだと上体から切り返してしまうことになる
ここもポイント
「捻転差を作るために両ひざの位置をキープ」
Point 2
下半身リード
手とクラブはトップの位置に置いたまま、胸も後方に向けたままで腰だけを切っていく。胸ぐらをつかんでもらってシャドースウィングすると下半身リードの感覚がつかめる。トップが回旋不足だと胸が開きやすい
Point 3
リリースを遅らせる
Point 4
上下の入れ替え
ダウンスウィングでは胸を我慢して腰を切るが、インパクトの瞬間は腰を少し我慢して振り抜く。上半身と下半身を入れ替えるイメージだ
>>速く振れても
力が伝わらなければ球は飛ばない!
辻村コーチおすすめの練習法とは?
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月刊ゴルフダイジェスト2023年4月号より