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【読者記者】No.1806「最近、アプローチでダフることが多くなった。何が原因でしょうか?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アプローチでダフってしまう」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Hiroshi Yatabe TEXT/Daisei Sugawara THANKS/八王子ニューゴルフ

読者記者No.1806 井上哲男さん

●52歳 ●会社経営 ●ゴルフ歴/15年 ●ハンディキャップ/10 ●ベストスコア/72 ●平均スコア/83 ●175cm・78kg ●ドライバー飛距離/270ヤード

先生/井上靖

71年生まれ、神奈川県出身。本能的で体にやさしいスウィングを追求。「八王子ニューゴルフ」、「honobo Golf」、「飛鳥ゴルフ練習場」、「相模川ゴルフガーデン」でレッスン中

井上さんのお悩み
「寄せたい場面ほどダフりやすい」


最近、アプローチの距離感がいまいちでいろいろ試行錯誤しているうちに、以前はなかったダフリが出るようになり、どこを直せばいいかわからなくなってきました。


ダフらないように、慎重に打とうという意識が強すぎて両腕が縮こまっている(2~3コマ目)。腕に力みがあると、アプローチの繊細な距離感は出しづらい

井上哲男(以下、哲男) アプローチも含めて、フルショットできない中途半端な距離が、最近難しく感じてしまって……。

井上靖(以下、靖) ダフリとトップだと、どちらが多いですか?

哲男 ダフリですね。

 たとえば、真っすぐに立って、クラブをバックルの高さで水平に振ってみます。アプローチでダフリが多い人は、振っている途中でヘッドがバックルより下がってしまう人なんです。

哲男 なるほど。重力に負けないように、グリップエンドを下向きに押して、ヘッドを支えてやらないとダメなんですね。

 その通りです。クラブと体(背骨、あるいは骨盤)の関係は、常に「直角」になっている必要があります。アドレスでも、グリップエンドをずっと延長した線が、体と直角になるように意識して構えると、ヘッドが重力に負けて落ちにくくなります。

哲男 クリーンに当たる感覚が戻ってきた気がします!

<問題点>
アドレスでボールを凝視しすぎる

当たるか不安だと、無意識にボールをよく見ようとして頭(視線)が下がりやすい。顔が下を向くと、腕には力が入りやすくなる

記者「スタンスはスクエアでしっかりボールを見ます」
プロ「もう少し顔を上げて『下目使い』で見ましょう」

アドレスでは、後頭部から背中上部までのラインが、概ね一直線になるのがいい。首が前に倒れると両肩が緊張し、それに反応して両腕が縮む(力む)。また、クラブと体(背骨)が90度になっているのも、いいアドレスの条件

Point 1
左足は半足分引いて構える

左足のつま先をターゲットラインと直角にすると、左腰の回転量が制限される。つま先を開くと、腰が楽に回り、そのスペースに手元を振っていける

水平素振りでバックルより上を振る。
ヘッドを「落とさない」コツがわかってきた!

クラブを腰の高さで水平に振る場合、ヘッドは重力によって常に「落ちよう」とするため、それを支えながら振る必要がある。これに上体の前傾が加わっても(通常のスウィング)、ヘッドの重力を下支えしないと、クリーンにヒットできない

水平素振りでヘッドが下がるのは、重力に「負けている」証拠。実際のスウィングではボールの手前にヘッドが落ちる

アドレスの作り方

直立してクラブを直角に体に引き付け、そのまま前傾して腕を伸ばす。体とクラブが「90度」のアドレスができる

Point 2
「てこ」の原理を使ってヘッドを支える

左右の手の間隔を離して、クラブを水平に支え、右手を支点に左手を押し下げるとヘッドが持ち上がる。これがヘッドを「落とさない」コツ

取材後
ヘッドが下がらずクリーンにヒットしやすくなった!

アドレスを改善したことで、腕が縮こまらなくなった。また、左足つま先を開くことで、フォローの回転がスムーズになり、ボールコンタクトがよくなった

<取材後記>
不安からボールを見すぎていました
顔が下を向きすぎているというのは、プロに指摘されるまで気付きませんでした。顔を少し上げるだけで、腕が楽に振れて、明らかにダフりにくくなったので、びっくりしました。

月刊ゴルフダイジェスト2023年3月号より