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【スウィングづくり】正しい顔の上げ方でヘッドが“ビュンビュン”走り出す② お尻を後ろに突き出すと自然なルックアップができる

ルックアップを実践して成績がよくなったという中西直人プロ。ルックアップをするときの注意点があり、それがお尻の使い方だ。

「正しい顔の上げ方」レッスン①↓

実践者①中西直人プロの場合
顔とお尻の動きは連動する

ルックアップ打法実践者①中西直人プロ
1988年生、大阪府出身。スウィングマニアを自認する研究大好きツアープロ。2019年は日本プロ15位、関西オープン11位など

中西 ルックアップとヘッドアップは似ているようでまったく別物です。スムーズにルックアップを行うためには、切り返しからダウンにかけて、お尻を後方に突き出すように使うことが大事です。

中西 そうすると、前傾角度が変わらずクラブが下せるだけでなく、体にスペースができるので、スムーズに振ることができるんです。ボールを打ちにいこうとするとどうしてもつま先に体重がかかりがちですが、むしろ逆。かかと側に体重をかけることで、ヘッドアップせず、本当のルックアップスウィングができるようになるんですよ。

お尻を後ろに突き出すことで、前傾姿勢がキープされる

【ポイント①】ルックアップすると、ダウンでお尻を後方に突き出しやすい

ダウンでお尻を後方に突き出す。すると、自分の体とボールの間にクラブが通るスペースが生まれて、スムーズにクラブを下ろすことができる。ルックアップすることで、お尻が突き出しやすくなる。

【ポイント②】かかとに体重をかける

ルックアップした際に、つま先に体重をかけると、体が詰まってインパクトではヘッドアップの状態になりやすい。かかと側に体重をかけることで、上体が詰まらずスウィングできる。

壁にお尻をつけてシャドースウィング

お尻を突き出す感覚を養うには、壁にお尻をつけて行うシャドースウィングが効果的。顔を目標方向へ向けながら、壁を押すようにお尻を使う。スムーズに回転でき、ヘッドアップにもなりにくい。

実践者②二宮慎堂さんの場合
体の回転がスムーズに

週刊GDで連載する「遊ぶつもりでやってみて!」のトップアマ、二宮慎堂さん。頭を残しながら打つことで首を痛めてしまった。そこで、ルックアップしながら打ったところ、首への負担が一気になくなったと言う。

【解説】二宮慎堂さん
HC+3。1983年生、愛媛県出身。365日ゴルフのことを考えるトップアマ。週刊GDで「遊ぶつもりでやってみて!」連載中

二宮 僕は、遊ぶようにいろいろ試しながら練習しています。頭を残しながら打ったらどうなるのか、もちろん試しましたよ。でも、自分には合わなかったんです。首も痛いし(笑)。痛くない方法は……ルックアップだ! ということで、以来この打ち方にしています。

二宮 体が回転しやすいとか、さまざまなメリットはありますが、僕の場合、一番は怪我しないことですかね。首が痛いなぁ、と悩んでいる人は一度試してみるといいかもしれませんね。

【ポイント①】へっぴり腰のイメージで振る

腰が引けるのはよくないが、二宮さんは、最初は極端にイメージを変えることが大事だという。
二宮 僕はとにかく過剰にやります。真っすぐ飛ばすことができれば、見た目なんて関係ありません。

【ポイント②】ダウンで目線を飛球線方向へ向ける

ダウンで飛球線方向に顔を向けるが、目線も重要だ。
二宮 目線が上がったら、それはヘッドアップになる可能性があります。目線は高くしないように低めをキープするんです。

ルックアップ練習法に続く

週刊GD2019年11月26日号より

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