【通勤GD】時松隆光プロを育てた異次元打法「みんなの桜美式」Vol.3 刀のように反ったイメージで振る ゴルフダイジェストWEB
「刀打法」を実践している時松隆光プロのスウィングには特徴があるという。アマチュアにもまねてもらいたいポイントについて篠塚武久先生が話します。今週の通勤GDは「みんなの桜美式」第3話。
【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。
前回のお話し
『斬る』スウィング
篠塚 時松プロのスウィングを見てもらうと、どこにも力感がなく、「打つ」というよりも「切る(斬る)」という表現が似合うようなスウィングであることがわかる。ぜひ読者のみなさんにも真似ていただきたいのは、クラブシャフトが真っすぐではなく、刀のように「反っている」とイメージすること。
GD シャフトが真っすぐではなく、反っている?
篠塚 真っすぐの棒状のものを振ろうとすると、人間はどうしても打つ瞬間に力が入ってしまうもの。人間は視覚から得た情報によって体が反応し、動作に影響が出る。
篠塚 いますぐに、シャフトが刀のように「反っている」イメージを持ってスウィングするだけで、インパクトでの力みが消え、ヘッドが走りだします。
スウィングの途中で球が斬れているようなもの
GD インパクトで力みが消えると、ショットにどのような効果が現れますか?
篠塚 力みというのは、アクセルではなく、ブレーキです。このホール、どうしても飛ばしたいと思ったときから、全身に力が入り、硬直し、ダウンスウィングの初期段階でパワーを放出してしまいます。
篠塚 肝心のインパクトやそれ以降で、急ブレーキがかかってヘッドが走ってくれない。車が走行しているときには、急ブレーキを踏んでいるときがもっとも安定性が低く、車体が揺れます。スウィングも一緒で、力んでしまうとミートポイントが揺れるし、再現性が低くなり、ミスを多発します。
篠塚 一方「刀打法」は、ねじれがないのでブレーキがかかるどころか、フォローまでアクセルを踏み続けている状態です。インパクトという概念さえなくなってしまう。スウィングの途中で球が斬れているようなもの。
GD スウィングの途中で球が斬れる。面白いイメージです。
篠塚 だからこそ、シャフトが「反っている」ことを意識する。実際のクラブでも、ストレートネックとグースネックがありますよね。
篠塚 プロはストレートネックが主流ですが、アマチュアがそれを真似する必要はない。
篠塚 リーディングエッジが後ろに引っこんだ形状をしているグースネックは、フェースが少し後方へズレているぶん、インパクトのタイミングが遅れるので球がつかまえやすいという利点がある。そして、見た目の印象が、まるで刀のように反っていることをイメージしやすくなる。
GD なるほど、刀の反りとグースネック、どちらも先端が後ろに引っこんだところにある。見た目の印象だけでも、斬るイメージができて、力まなくなりますね。
篠塚 グースネックで力まず、打たずに斬る。そして肝心なのは、日本刀同様に、握りは10本の指でナチュラルグリップ。みなさんも「刀打法」、ぜひお試しください。
刀でボールを斬る「刀打法」をくわしく↓
週刊GDより
篠塚先生の桜美式打法が直接学べるチャンス! 合宿詳細はGDツアーセンターにお問い合わせください
ゴルフ旅行・お問い合わせ
お問い合わせ方法を下のボタンから選んでタップください。
お電話の場合、ツアー番号「G-10982 桜美式合宿 福岡3日間」を担当者へお伝えください。