Myゴルフダイジェスト

「特産物はゴルフ」三木市の新たな一手は5000円お得なプレミアム付き利用券

“ゴルフのまち”兵庫県三木市がまたも新たな振興策を発表した。

三木市は市役所内に「ゴルフのまち推進課」「三木市ゴルフ協会」などが設置され、ゴルフを市の“特産物”として、毎週のようにイベントが開催されている。しかし、コロナ禍のためトーンダウンしたことは否めない。それを吹き飛ばそうと始められたのが、プレミアム付きゴルフ場利用券の発売だ。

5000円分の利用券が3枚セットで1万500円(送料込み)。これを2000セット(1人1セット上限)販売する。問い合わせはコールセンター(東武トップツアーズ神戸支店内)が窓口。

応募条件は、満20歳以上の市内ゴルフ場利用者とし、インターネット、チラシのQRコードから申し込める。受付は10月1日~31日で、応募者多数の場合は抽選により当選者を決定するという。利用期間は今年12月1日~来年2月28日まで。

利用券は1プレーにつき1人1枚まで使用でき、三木市内の25カ所のゴルフ場で利用できるが、エントリーを保証するものではなく、予約は自分で取ることになっている。

利用券販売を企画した意図を同協会の福本和也氏は次のように話す。「コロナ禍で、我々が企画していたレディーストーナメントが延期となり、ゴルフ場も入場者はそれほど減っていないものの、食堂などの売り上げは下がっています。そこで誘客をとギアを上げた次第です」

残念なのはこの利用券を使える市内25のゴルフ場の中には、日本一との呼び声高い廣野GCが入っていないこと。しかし、協会が運営するロングランコンペ「みっきぃドリームチャレンジ」に参加すれば、男女優勝者と飛び賞の計5名が廣野の芝を踏むことができる。

今年の部はすでに募集が終了しているが、同チャレンジは来年も開催予定というから、挑戦してはいかがだろうか。

市を挙げた振興策が集客に結び付くか?(写真は美奈木GC)

週刊ゴルフダイジェスト2021年10月5日号より