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【ギア選びのウソホント】Vol.115「女子プロよりも10グラム重いシャフトを使おう」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

クラブに女子プロの意見が色濃く反映されているのは、一般アマチュアのクラブ選択と無関係ではありません。

ジャンボ尾崎が全盛期だったころ、アマチュアの手には『J’s シリーズ』がありました。ところが、いまは男子プロが使用しているクラブより、女子プロが使うクラブを求める人が増えています。

この傾向はとても良いと思います。

「名を捨てて実を取る」ともいえ、自分に合ったクラブ選択をするようになっているといっていいでしょう。ちなみに、この傾向は樋口久子や岡本綾子の時代はもちろん、宮里藍の時代でもありませんでした。やはり転機は渋野日向子が全英女子オープンを勝ったときなのでしょう。

ヘッドスピードが自分たちと同じくらいの女子プロが250ヤード近く飛ばせているのですから、そこを目標に置くのは間違いではありません。

なお、私の周りだけかもしれませんが、ヘッドよりもシャフトを真似する人が多く見られます。

ひとつアドバイスとして、男性は女性よりも腕の筋力があるため、腕に重量があります。そのため、スウィング中に手元が上がってしまうので、ヘッドスピードは同じでもアイアンやウェッジは女子プロより10グラム程度重いシャフトをオススメします。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月13日号より