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日本未発売の腕時計型スウィング解析器「deWizGolf」いったい何が測れる? 最速テスト

編集部に突然、海外ツアーでじわじわと使用選手が増えている、腕時計型スウィング解析端末「deWiz Golf」が送られてきた。ひそかにブームになってきているというこの端末は、いったい何なのか、何ができるのか、テストしてみた!

PHOTO/deWiz Golf、Tomoya Nomura、Tadashi Anezaki

このツールを愛用しているヘンリク・ステンソンによると、「どこにミスの原因があるのか明解。ショットの調子がわかるバロメーターになるね」とのこと。愛用しているプロたちは、主に試合前の練習中に装着し、その日のスウィングの状態を確認しているという

解説/堀口宣篤

ほりぐちのりあつ。海外のゴルフ事情に詳しいコーチ。パフォーマンスゴルフスタジオ主催。

アメリカから届いた腕時計型の端末はスウィング解析器だった。それを、海外のゴルフ関連機器にも詳しい堀口コーチが早速テスト!

「スウィング解析器はギアーズが有名ですが、これはiPhone連動型の腕時計というのが新しい。これならコースにも持ち運べますね。特徴はアドレスからトップまでの手の移動距離と、トップからインパクトまでのテンポや速度が測れることです」

それによって何がわかるのか、プロがどうやって使っているのかを分析してもらった。

「それらを数値化することで、調子の良いときと、今の状態を比べることができるわけです。プロでも、トップの手の位置や切り返しのタイミングは日によって変わるので便利だと思います。ただアマチュアが使う場合は、自分のベースとなる数値を把握する必要があるでしょう」

「deWiz Golf
ココがスゴい!

(1)トップの手の位置や深さがわかる
(2)スウィングのリズムのズレがわかる
(3)振り幅の距離の関係を把握できる

「理想のトップの位置やテンポを、計測してあらかじめ知っておくのが大前提。そこからのズレを見ることで、いま打ったショットは必然か偶然か、ということを知ることができる良いツールです。日本での発売が待ち遠しいですね」(堀口)

deWiz Golf

2021年にアメリカで発売。製造は精密機器開発が盛んなスウェーデン。価格は699ドルで、日本では未発売。アンバサダー契約の笹生優花をはじめ、リディア・コーやアニカ・ソレンスタムも使用している

月刊ゴルフダイジェスト2023年1月号より