【ギアラボ】テーラーメイド『ステルス グローレ』10/7発売開始! 「グローレこそカーボンフェース」その真相に迫る!
『SIMグローレ』発売から2年、今度は『ステルス』の最新カーボン技術を搭載した『ステルス グローレ』が登場。その実力とは?
PHOTO/Hiroyuki Tanaka、Hiroyuki Okazawa TEXT/Kei Togawa
フェースの“軽さ”が
グローレの強みを加速させた
日本のゴルファーが求める「飛び、やさしさ、美しさ」を追求してきた『グローレ』シリーズ。その10代目は、カーボンウッド『ステルス』の最新技術で新たな飛びのやさしさを加えてきた。
最大のポイントは、チタンより約40%も軽くなったカーボンフェース。インパクト時、この圧倒的に軽いフェースをヘッド後部の重量が慣性で“押し込む”ことでエネルギー伝達効率がアップし、ボール初速が上がるようになるのだ。従来の反発力の高いフェース構造で“弾く”のではなく、食いつき感が出るぶん、手応えもマイルドで、コントロール性も良くなった。
機能面では同構造の『ステルス』との共通項が多いが、『ステルス グローレ』はあくまで日本人好みがベース。そのこだわりは「打音」の作り込みにある。
日本人は欧米のゴルファーよりやや高めの中音域で、長く伸びる余韻を好む傾向があるという。そこで、ソール部に「アコースティックアジャスター」を搭載。ともすればこもる打音をイメージしがちなカーボンフェースながら、爽快な金属音がやさしい飛びを満喫させてくれる。これこそがグローレを“カーボンウッド”化させた最大の目的なのだ。
「ステルス グローレ」5大進化ポイント
「ステルス グローレ」「シム グローレ」「ステルス HD」を徹底比較
「とにかくやさしさ抜群! ハイドローで飛ばせます」
試打・解説/堀口宜篤
PGST(パフォーマンスゴルフスタジオ)を主宰。様々なクラブを試打し、ギアの造詣も深いレッスンプロ
3モデルのデータを見てみても、球の上がりやすさと飛距離性能は抜群によかった。「これだけ上がってスピン量も抑えられるので強い球で飛びますね」(堀口)
初速 | スピン量 | 打ち出し角 | 最高到達点 | 飛距離 | |
---|---|---|---|---|---|
ステルス グローレ | 61.4m/s | 2474rpm | 14.0度 | 32.7Y | 251.5Y |
シム グローレ | 60.3m/s | 2853rpm | 13.7度 | 30.4Y | 243.8Y |
ステルス HD | 61,2m/s | 2293rpm | 12.4度 | 27.3Y | 248.1Y |
【ステルス グローレの強み1】
全体重量が軽くて振りやすい
「全体重量のバランスがよくて振り抜きやすいですね。若干ヘッドスピードが上がる気がしました」
【ステルス グローレの強み2】
ヘッドスピードがなくても簡単に球が上がる
「球の上がりやすさが抜群によく、前へ前へ突き進むボールの力強さもあります。HSが遅くても安心できます」
【ステルス グローレの強み3】
構えたときからつかまる感じが強い
「他の2モデルに比べてトウ側が上がってつかまり感が強い。スライスに悩む人でもつかまった球が打てます」
ステルス グローレは“カチャカチャ”もラインナップ
これは上級者も放っておけないぞ
新しい『グローレ』は、ロフト・ライ角調整機能のニーズにも対応。シャフトバリエーションも選べる『プラス』モデルも要チェックだ!
「手元調子を入れれば
もっと振りにいけます」
振りにいこうとするとつかまりすぎていた堀口プロは、手元調子の「VENTUS BLUE 6S」にチェンジ。振りにいけるようになった分、初速も上がり飛距離も伸びた。「振ってもスピン量が増えないのはすごい。中上級者はカスタマイズするのがおススメです」(堀口)
初速 | 62.8m/s |
スピン量 | 2289rpm |
打ち出し角 | 13.1度 |
最高到達点 | 29.7Y |
飛距離 | 258.8Y |
FW、RESCUE、アイアンも新モデル登場
真っすぐピンへ! 2打目も断然やさしくなる
STEALTH GLOIRE FAIRWAY
チタンツイストフェースで
高い初速を実現
75gのスチールソールウェイトで低重心化と重
心角39度を実現。「ZATECチタンツイストフェ
ース」でボール初速と直進性を向上。
STEALTH GLOIRE RESCUE
高弾道と高い直進性を
実現するタングステン
狭めのソールに合わせた43gのタングステンウ
ェイトとカーボンクラウンで低重心化を実現。「ICTツイストフェース」採用で直進性もアップ
STEALTH GLOIRE IRON
心地いい打感で
寛容性も高い
タングステンウェイト内蔵。リトルドローバイアスでストロングロフトながらつかまる高弾道が打ちやすい。
月刊ゴルフダイジェスト2022年11月号より
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