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【ギア選びのウソホント】Vol.103 使えないクラブをバッグに入れていませんか?

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

たまにご一緒させていただくアマチュアの方に誘われ、先日ラウンドしてきました。私は知人の飛距離を把握しており、1Wでキャリーが200Y、ランを入れて220Yほど。ある打ち下ろしのホール(パー5)で1Wがいい当たりをし、傾斜で転がって、残り距離が210Y地点まで飛びました。

ナイスショットで見ていて気持ちよかったのですが、セカンド地点で彼がチョイスしたクラブを見て驚きました。そのクラブは3W。「2オン狙うでしょう」というのですが、知人が3Wをしっかり打てたのは私が知る限り数回ほどで、しかもこのホールはグリーン手前にバンカーがあり、ランを使いづらいシチュエーション。そもそも1Wで200Yなので、3Wでは当たって180Y。バンカーもあるので絶対に乗らない状況です。知人にも「レイアップして3打目勝負では?」と伝えたのですが、そのまま3Wでスウィング。チョロって20Yも飛ばず、せっかくのドライバーショットがスコアに結び付きませんでした。

シャフト長が短く、スウィングしやすいショートウッド、UT、アイアンでバンカー手前まで持っていき、アプローチ勝負ならうまくいけばバーディ、悪くてもパーだったと思うのですが……。皆さんもこのようなこと、ありませんか?

番手ごとのキャリーと成功確率を把握しておこう

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より