【データで振り返る女子ツアー前半戦】19試合中“国産”が11勝! 優勝者の使用ドライバー一覧
国内女子ツアーは先日のニッポンハムレディスクラシックで前半戦の19試合が終了。優勝選手の使用ドライバーを調べてみると、女子ツアーでは国産メーカーが大健闘していた。
PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara
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- 国内女子ツアーは先日のニッポンハムレディスクラシックで前半戦の19試合が終了。前半戦の優勝者を見ると、身長150センチ台の小柄な選手が躍動。この流れは後半戦も続く? PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara 19試合中13試合で“アンダー160”が優勝 ゴルフは……
19戦中11勝!
国産ドライバーが大健闘
近年は海外ブランドのドライバーが強いイメージがあったが、前半戦優勝13選手の使用ドライバーを調べると、約半数が国産メーカーのドライバーを使用。ブランド別ではキャロウェイがトップだった。
国産ドライバー使用者
西郷真央(5勝)
ミズノ「ST-X220」
昨年10月に変更して以降、好調を維持。トータルドライビングで1位をキープ
植竹希望(1勝)
ヤマハ「RMX 120」
最新の「VD」では飛距離が伸びたというが、優勝時には使い慣れた旧モデル
山下美夢有(2勝)
ダンロップ「スリクソンZX7」
昨シーズンから使用し、やや小ぶりでシャープに見える点が決め手となった
渡邉彩香(1勝)
ブリヂストン「J015」
16年モデルを使用。「シャープに振れる小ぶりのヘッド。替えられないですね」
小祝さくら(1勝)
ダンロップ「スリクソンZX5」
昨シーズンから使用するエースドライバー。シャフトはディアマナZFに替えた
青木瀬令奈(1勝)
ダンロップ「ゼクシオX」
試しに1球打った瞬間、使用を決定。「弾道のブレが小さくて安定感が抜群」
海外メーカー使用者
サイ・ペイイン(1勝)
ピンゴルフ「G425 LST」
クラブ契約フリーのサイが選んだのは、ロースピンモデルのドライバー
堀琴音(1勝)
キャロウェイ「ローグSTプロト」
「強い球が打てる」と3番ウッドもローグSTシリーズを使用する堀も契約フリー
上田桃子(1勝)
キャロウェイ「エピックSPEEDプロト」
「球が上がりやすい」とほれ込み、21年開幕戦から愛用し続けている
高橋彩華(1勝)
テーラーメイド「ステルス」
今季からクラブ契約フリーとなり、「飛距離性能が優れているから」と選択した
稲見萌寧(1勝)
キャロウェイ「マーベリック サブゼロ」
「思い描いた球が打てないとダメ」と20年から同じドライバーを使用
西村優菜(2勝)
キャロウェイ「エピックSPEED」
21年の東海クラシック優勝以来、シャフトもスピーダーNXを使用し続ける
木村彩子(1勝)
キャロウェイ「エピックSPEED」
今季からキャロウェイ契約。アイアンは中古ショップで買った16年モデル「APEX」
ボールも国産が14勝
ブリヂストン「ツアーB XS」 | 9勝 |
スリクソン「Zスター XV」 | 4勝 |
キャロウェイ「クロムソフトX」 | 2勝 |
キャロウェイ「クロムソフトX トリプルトラック」 | 2勝 |
ブリヂストン「ツアーB X」 | 1勝 |
タイトリスト「プロV1x」 | 1勝 |
海外ではタイトリスト「プロV1」が圧倒的な使用率を誇るが、国内女子に限っては国産ボールが人気。なかにはボールを使用するために、他メーカーとのクラブ契約をやめる選手もいるほど。それほど、女子プロがトーナメントで戦っていくのに重要なギアなのだ。
週刊ゴルフダイジェスト2022年8月2日号より