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頑固おやじのクラブ工房Vol.19 冬の大叩きを避ける“お助けチューン”

GDライブラリ
2020.02.28

寒さを考えると、腰が重くなる“冬ゴルフ’’。でも、クラプセッティングを工夫すると、とたんに楽しくなって試したくなるもの! 通勤GD「頑固おやじのクラブ工房」 Vol.19

Q、冬場特有のチューンってある?

ホームコースに行ったのに、どちらも大叩きしたホールがあってスコアは散々。冬場独特のミスを防ぐような“お助けチューン”とか、ないんですか?(54歳・HC14 ・自営業)

A、クラブを減らす工夫が効果的

「大叩きしちゃって……。ホームコースだから、90ぐらいで回れると思っていたのに100をオーバー。なんかこう、お助けクラブ的なチューンとか、ないですかね?」

情けない顔でやってきたのが近所の米屋のオヤジ。運動のつもりで週2ペースで練習場には行くんだが、ラウンドは年10回ぐらい。まあ、仕事の合間にゴルフを楽しむ、典型的なアベレージさんだな。

「夏場と同じ14本で回ったんだろ? それじゃ冬場は10打ぐらい増えてもおかしくねぇよ」

「どういうことですか」

「お前さんの腕前じゃ、どうぞミスさせてくださいってお願いしてるようなクラブが2、3本、バッグに入りっぱなしってことさ」

夏場なら普通に打ちこなせても、冬場のライでは難しくなる。長い番手には、そういう性格のものが多い。そのギャップに気づかずに振り回すから、とんでもないミスが出て、大叩きにつながる。

「じゃ、クラブを減らしたほうがスコアがまとまる、と?」

「練習量を増やして克服するテもあるけど、お前さんはやらないよな。ラクにそこそこのスコアで冬
場を楽しみたいんなら、クラブを減らすのが手っ取り早いんだよ」

ポイントは、セカンドの番手。160㍎から先は、2本で賄うように考えるといい。

「6番アイアンより長い番手をドライバー以外に2本。これだと、11本セッティングが基本になる」

ミート率を下けない
つかまるヘッドを選ぶ

元々、練習週2、ラウンド月1ペースで、160㍎以上からグリーンオンできる確率は高いわけがない。もっぱら寄せワン、ならぬ乗せツーでボギーを集めて、あわよくば80台前半、通常は90前後に
まとめられれば御の字、というのがこの米屋のプレースタイル。サラリーマンゴルファーにもこうい
うタイプ、結構いるよな(笑)。それが冬場に大叩きするのは、“乗せツー”もできないミスをセカン
ドでやらかすか、グリーン上でやらかすから。

「まずウッドな。難しい3番は論外として、5番か7番を1本」

「やさしさなら7番ですかね」

「冬場は体のターンが止まって引っかけやすくなるから、5番ぐらい長くてロフトも大きすぎないほうがいいって人もいるけどな」

ロフトを変えられるカチカチ系なら、1度ロフトを寝かす=フックフェースにするのもいい。ソー
ルが後ろから着地しやすくなって、ザックリしにくくなるんだ。

「もう1本はロフト22度以上のUT。5番アイアン代わりになる番手で、短く持つと150㍎打てるぐらいがいいな」

「ヘッド形状は、どんな感じで」

「ソールが広ければ、飛び系アイアンの5番でもいいよ。ぽってりした通常タイプなら、少しグース
っぽくて刃が出ていないほうがいい。捕まり損ねが減るからね」

冬場のUTは上げて止めるより、ライナーで手前から転がるほうがベター。球が浮きにくいライから無理に上げようとせず、曲がらずにグリーンに確実に近づくタイプを選ぶといい。だから、UTもどきの飛び系5番アイアンもアリなんだ。

「オヤジさん、ボールも冬用とか、考えたほうがいいんですか」

「もちろん。軟らかいディスタンス系がベター。曲がりにくいし、上がるし、手が痛くならない」

「でも、アプローチは…」

やれやれ、プロじゃあるまいし。

「アプローチもクラブで“冬用”を仕込めばいいだろ(笑)」

月刊GDより(イラスト/コーチはじめ)