【シェーン・ローリー】全英オープン覇者のクラブセッティング。風に強いスリクソンのドライバーとアイアン型ユーティリティ
2019年、ロイヤルポートラッシュで全英オープンチャンピオンに輝いたシェーン・ローリー。アイルランド出身メジャーチャンピオンの最新クラブセッティングを覗いた。
メジャー覇者のドライバー
スリクソンZ585
2019年のシーズン前半、S・ローリーのバッグには、キャロウェイの「エピックフラッシュ サブゼロ」ドライバーが入っていた。
「全英直前になってそれをスリクソンZ585に替えたらドンピシャにはまったんだ。夢だったメジャー制覇をすることができた。なぜいいかって? 強いて言えば直感だね。感覚派だから振ってみて好きなものは好き。そうでないものは使えない。その辺ははっきりしているよ」
「つかまりがいいヘッドに、素直なしなりのシャフトが、気持ちよく振れて思い通りの球が打てるんだ」 ロフトは9.5度
シャフトはディアマナホワイト・70X。ヘッドとの相性がバツグンだとローリーは話す。
ディアマナホワイト
「素直にしなってくれるから、インパクトのタイミングが狂わない。ヘッドもコントロールしやすく振りやすい。ヘッドとシャフトの相性がすごくいい」
ウェッジは51度と58度
クリーブランドRTX4
ウェッジ本数を増やす選手が多いなか、ウェッジは51度と58度の2本。
「50度を1度開いてもらった。この2本でフェースを開いたり閉じたりしていろいろな球筋を打ち分けている。どんなライでも対応できるよ」
51度と58度をライや打ちたい球によって選択するという。2本の技でグリーン周りを攻略
51度と58度をライや打ちたい球によって選択するという。2本の技でグリーン周りを攻略
ローリーは一見、強面だが素顔は「タイガーに憧れている」32歳のナイスガイ。ちなみに髭は妻の好みで「剃らせてくれない」と苦笑い。
風に強いアイアン型UT
スリクソンZユーティリティ
フェアウェイウッドは、3Wが1本。その次は2番と3番アイアン型ユーティリティ、いずれもスリクソンZ U85。
海風の強いリンクス育ちのプレーヤーらしく、球の上がりやすさよりも、風に対する強さ、操作性を重視している。
アイアン型UTを2本、「ウッドよりも球の操作性がよく、使い勝手がいい」と話す
スリクソンZ U85 軟鉄鍛造製中空ヘッド+ワイドソール
3WはテーラーメイドM6かM4
状況に応じて選択
練習日はテーラーメイドのM4とM6の2本の3Wを入れる。自身の調子やコースによって使うほうを決めていく
アイアンは4番から、スリクソンZ785
グリーン上はオートマチックに
エクソー2ボール
パターは真っすぐなストロークがイメージしやすい2ボール。手先の感覚ではなく、肩でオートマチックなストロークをする
パターは真っすぐなストロークがイメージしやすい2ボール。手先の感覚ではなく、肩でオートマチックなストロークをする
リンクス育ちの技術が
活かせる14本
PHOTO/Tadashi Anezaki
週刊ゴルフダイジェスト2020年3月10日号より