【ギアプロ】カーボン新時代の幕開け! 本間ゴルフ「T//WORLD TW757」
プロや上級者のフィードバックをもとに開発された本間ゴルフ「T//WORLD TW757」。「TW(ツアーワールド)」の名を冠したクラブには、ゴルファーのパフォーマンスを最大限に発揮させるテクノロジーが詰まっていた!
PHOTO/Tomoya Nomura THANKS/Gスタジオ八丁堀
試打・解説/合田洋
1994年日本プロチャンピオン。2006年までレギュラーツアーで活躍。ギアの開発も手掛けるなど、クラブに造詣が深い。現在は東京でGスタジオ八丁堀を主宰するなど、アマチュアのレッスンも行う
ドローバイアスなのに低スピン
真っすぐだけど球が上がる
「“ドローバイアス”といわれるつかまりのいいドライバーは、スピンが増える傾向があるのですが、この『タイプD』はスピンが少なめ。球がつかまるのに強い球で飛ばせます」と合田プロ。
「『タイプS』は、やや小ぶりな洋ナシ型で上級者好みのきれいな顔。低スピンの強い球で飛ばすのかと思いきや、打ってみると適度なスピンが入って楽にボールが上がる。ヘッドがボールをしっかりと押してくれて真っすぐ飛んでいきます」
「“ドロー=高弾道”、“真っすぐ=低スピン”という従来のドライバーとは一線を画す、とてもよく考えられたクラブです。それを可能にしたのが、ソールのカーボンの溝。右へのミスを抑えたくて“ドローバイアス”を使いたかったけど、吹き上がって弱々しいボールになってしまった。真っすぐ飛ばしたいけど”ロースピン”モデルだと球が上がらずドロップしてしまう。そんな経験のあるゴルファーに使ってみてほしいですね」
ツアーアイアンが“飛び系”に進化
「切れ味鋭い刀のよう」
「ロフト角28.5度と立っている『P』。シャフトも少し長いけど、ポケットキャビティらしく球が上がりやすく飛距離が出る。それなのに不思議なくらいスピンが入るのでグリーンで止められる。これは“飛び系”ですが“狙える”アイアンです。『Vx』もロフト角30度にしてはスピン量が多いですね。スイートエリアが広く、ミスヒットにも強い。操作性もよく、抜けのよさも抜群。どちらも上級者向けの見た目を持ちながら、飛距離も出るという“飛び系”で、しかもスピンが入って止められる。これは“飛び系”ツアーアイアンという新しいカテゴリーかもしれません」(合田)
飛距離性能にこだわったポケットキャビティ
T//WORLD
TW757 P
ストロングロフトでありながらも低・深重心設計により高弾道。直進性向上のために長めに設計された重心距離との相乗効果により、飛距離性能がアップしたポケットキャビティアイアン。タングステンウエイトをトゥとソールに装着。その位置・重量を番手別に3段階に変化させることで、理想の弾道を生む
飛距離とスピンを両立したFORGEDキャビティ
T//WORLD
TW757 Vx
タングステンウエイト(7g)をトゥに内蔵し重心距離を長くし(#4~8)、さらに、ヘッド幅を大きくしながら、操作性を両立させる重心位置を実現。また、オフセンターヒット時のヘッドのブレをカバーするために最適なトゥとヒールの重量配分を施した。直進安定性、スピン性能、飛距離性能のアップを実現し、打感と顔のよさにもこだわったFORGEDキャビティアイアン
本気にさせるマッスルバック
T//WORLD
TW757 B
飛距離性能、直進安定性、縦の距離感の精度を高め、スピンコントロール性能のバランスを高次元で実現。伝統的なマッスルバック形状のトゥ側にタングステンウエイトを内蔵し、マッスル部のヒール側を薄くすることで重心がトゥ寄りになり、スイートエリアが拡大。マッスルバックのイメージを覆す許容性も兼ね備える
週刊ゴルフダイジェスト2022年4月5日号より