【小田孔明】スチールよりもラクに高さが出る。アイアンはすべて“カーボンシャフト”に変え絶好調に!
昨年は賞金ランク31位と、本来の調子を出せないままシーズンが終わってしまった小田孔明。調子を上げて、今季に臨もうとしている彼のセッティングは?
シャフトを替えて調子上向き!
オフにしっかりと準備を整え、地方オープンの「宮崎オープン」で優勝するなど、開幕に向けて準備万端だった矢先の試合中止。
「仕方のないことですが、こういう調子のいいときに限って試合がないんですよね(笑)。よくなった要因のひとつは、アイアンのシャフトをカーボンに替えたこと。カーボンシャフトに対して、最初はあまりプラスのイメージがなかったのですが、実際使ってみるとかなりしっかりしていて驚きました。スチールよりも楽に高さが出せて、振り心地はスチールと遜色がなかった。加えて、ヘッドの抜けもよかったので、思い切って替えることにしました」(小田)
4番と5番はキャビティタイプのアイアンで、その下はマッスルバックタイプ。マッスルバックはとにかくヘッドの抜けがいいのが利点だと言う。
「今、新しいアイアンも試していますが、それもマッスルバックです。スパッと抜ける感覚がやっぱりほしいんです」
今年から新しく使いはじめたドライバーも好感触で、いつでも試合ができる状態が整っている。早くあの切れ味鋭いパンチショットを試合で見たいものだ。
小ぶりで
操作性がいい
球が拾いやすく
高さが出る
「TR20」は440ccで、小ぶりが好みな小田にピッタリ。まだテスト中とのことだが、かなりの好感触で、状態に合わせて決めると話す
状況に応じて
選択している
ユーティリティはウッド型が基本。ただ、コースや天候など、状況によってはアイアン型を投入することもある
ソールを
自分好みにカスタム
ウェッジはソール部分を削って抜けを向上させたオリジナルモデル
フェース面にも特別な加工をしている
復調のきっかけを
与えてくれた
以前はピンタイプを使用していたがチェンジ。後輩が使用していたのを見て使い始め、調子が上がってきた
アイアンはキャビティとマッスルのコンボ
PHOTO/Takanori Miki
週刊ゴルフダイジェスト2020年5月12日19日合併号より