【プロスペック】「ウッド5本、UT2本、アイアンは7番から」青木瀬令奈の14本
プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、昨年4年ぶりの優勝を果たした青木瀬令奈のセッティングに注目。
PHOTO/Shinji Osawa
青木瀬令奈
あおきせれな。1993年2月生まれ。群馬県出身。前橋商業高を経て、2011年プロ入り。2017年ヨネックスレディスで初優勝、昨年のサントリーレディスで2勝目、全英女子オープンにも出場
6シーズン連続でシードを継続している青木瀬令奈。ツアー平均以下の飛距離で結果を出し続けるクラブ選びには参考になる点が多そうだ。まずは昨年10月の富士通レディースから投入した新ドライバー「ゼクシオX」について聞いた。
「テストした1発目から『今週使いたいです!』と言ったことを覚えています。打ち出しが高くて大きな球が楽に打てるので、飛び姿が良く、飛んでいる感じがしました。長い番手なのでシャフトが寝やすいところをヘッドの翼(空力をコントロールするアクティブウイング)が支えてくれて、寝にくくなっている感じもわかりました。
この『X』にはカチャカチャ機能が搭載されているので、シャフトテストもしやすく、ハイローンチで私好みの低スピンを求めた結果、赤ベンタスがとてもよくて、振り感もしっかりしていたので、これに決めました」
5・7・9番ウッドも新調。「ゼクシオ12」の3本だ。このオフに、打音とつかまり具合を抑えるなどの調整を加えて使用を決めた。
「私はドライバーに加えてウッドを4本入れています。3番ウッドは飛距離を出せるタイプで今季も継続、5番からの3本はピンが狙えて、やさしく球が拾えるゼクシオ12。2本のUTは5・6番アイアンの代わりで、アイアンよりも球が上がりやすく優秀なんです」
ウェッジは52度がグラインドスタジオ、56度がクリーブランドの全溝タイプ。
「もともと2本ともグラインドスタジオのウェッジでしたが、このクリーブランドのSWは試打中。ヘッド形状が綺麗な小ぶりで、好みだったので試しています(撮影は2月中旬)。開幕戦以降は今お願いしているグラインドスタジオの新しい2本になるかもしれません」
「ヘッドの輪郭が綺麗で小ぶりで好みの顔」というフルスコアラインのクリーブランドRTX(写真左)はこのオフにバッグに入れて試している最中。グラインドスタジオの新しい51度と57度をオーダー中とのことで、開幕からはそれらを含めて使用ウェッジを決めるようだ
青木瀬令奈の14本セッティング
週刊ゴルフダイジェスト2022年3月15日号より
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