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「ゲインブリッジ」優勝のリディア・コー。選んだアイアンは日本の新興メーカー「プロトコンセプト」

米女子ツアー2戦目の「ゲインブリッジLPGA atボカリオ」で優勝したリディア・コー。PXGとのクラブ契約を終了し、新たに選んだのは日本の新興メーカーのアイアンだった。

米女子開幕戦「ヒルトン・グランド・バケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」に登場したL・コーの手に握られていたのは、日本の新興メーカー「プロトコンセプト」のアイアン(ドライバーはタイトリストのTSi3、ウェッジはボーケイ)。

コーといえば、アマチュア時代、その天才ぶりが注目され、史上最年少の17歳9カ月で世界ランキング1位、メジャー2勝と活躍。2017年にPXGと電撃的なクラブ契約を結んだものの、その後は低迷。しかし昨年になって復活優勝を遂げるなど、ようやく復調傾向にあった。PXGとの契約が昨年で終了し、新たに選んだアイアンがプロトコンセプトというわけだ。

同社はほかにもA・ヤン(21年賞金ランク37位)やA・イン(同42位)はじめ米女子ツアーでの使用者が多く、PGAツアーでは通算4勝のC・カークがウェッジを使用している。昨年、ZOZOチャンピオンシップで、久々の凱旋試合となった今田竜二も愛用者で、使用プロがいずれも契約外で使用しているのが特徴だ。日本の小規模メーカーでありながら、むしろ海外のプロから先に評価が高まっているのは興味深い。

同様に、P・リードがグラインドワークス、A・アンサーが三浦技研と、日本のクラフトマン系メーカーのアイアンを愛用しているのはよく知られている。今年になって、リードはPXGと、アンサーはキャロウェイとクラブ契約を交わしたが、現時点ではアイアンはそのまま使用していて、気に入っているアイアンは、なかなか替えられないことがうかがえる。

さて、新しいアイアンを手にしたコーは、再び世界の頂点に立てるだろうか。

ポケットキャビティで溶接フェースを採用している「C05」と少し大ぶりな「C07」をコンボで使用

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月15日号より