【コリン・モリカワ】クラブに求めることは、「正確に構えられるか」ということ
7月に行われた「ワークデイ・チャリティオープン」でツアー2勝目を挙げたばかりのコリン・モリカワ。彼の勝利に貢献したセッティングは?
ツアー屈指の技巧派!
カリフォルニア州生まれの日系米国人だけに、日本人のファンも多いモリカワだが、クラブのこだわりを聞くと彼の体の中には日本人が持つ繊細な気質が受け継がれていることがわかる。
「飛距離や寛容性の高さは重要な部分ですが、最もこだわっているのはペイントライン(ヘッドの白いラインのこと)と座りのよさです。ショットの際に僕が大事にしているのがアライメントで、それをより完璧なものにするためにはこの2つの要素が欠かせないのです」
モリカワの強さのベースとなっているのは精度の高いショット力だが、そこにも独自のこだわりがあるようだ。
「4番・5番は優しさ重視。6番からPWは球の高さを出すことよりも左右に曲げることができるコントロール性が重要だと考えています」
アマチュア時代はキャビティバックタイプのRSiのアイアンを使用していたが、プロ転向後にマッスルバックタイプのP730にチェンジしてからさらに球をコントロールできるようになったとのことだ。
構えたときの
顔の感じが大事
これがあれば
ドライバーがいらず?
操作性の高さが
ショット力の源
インパクトの感覚が
しっかり手に伝わる
操作性を重視した
セッティング
週刊ゴルフダイジェスト2020年8月25日号より