【ツアーでみっけ!】“替えない”男が即実戦投入! タイトリストの新「T200」アイアン
得意クラブはアイアン、米国仕込みのショットメーカー貞方章男。この秋から使い出したのが、タイトリストのニューアイアン「T200」だ。バッグに入れた経緯をタイトリストのツアーレップに聞いた。
貞方章男
1979年生まれ、奈良県出身。14歳で渡米し、最先端のゴルフを学ぶ。今季は8月のSansan KBCオーガスタで3位に入っている
GD 投入はいつから?
ツアーレップ(以下TR) フジサンケイからです。「5番アイアンで簡単に球を上げたい、距離もしっかり出したい」というリクエストからT200を組んで打ってもらったら「とても良かった」と言われました。
GD その試合で、そのまま使用?
TR 貞方プロは 「助けられました」と話してくれました。次は「6番も打ってみたい」というリクエストでANAオープンからセットで入れることになりました。ただし、短い番手の球のつかまりのフィーリングが違ったので、貞方プロが使っていたCB(620CB)に合わせて、0.5度アップライトにセットアップしました。そうしたら、距離もつかまりも合致し、やや落ちていた飛距離が「もとに戻った」と話してくれました。
GD プロが気にする、芝に対するヘッドの抜け感も良かったようですね。
TR ソール幅やバウンスが(CBに比べて)あるので、フェアウェイはもちろん、ラフからの振り抜きも良かったと思います。
GD シャフトについては?
TR 長い番手になるほど軽くする、いわゆる番手の重量フローをつけて、より振りやすいアイアンに仕立ててあります。それが今の貞方プロのコンディションに合っているのでしょう。それにしても、あれだけクラブを替えたがらない彼がその週に初めて打ってバッグに入れ、試合で使用したのですから、よっぽど気に入ったのだと思います。
シャープでトラディショナルな見た目なのに、打つと飛距離性能が高いというT200アイアン。番手重量フローの「AMTツアーホワイト」シャフト(S200)装着で、貞方のバッグには5番からPWが入っている。
取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)