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【プロスペック】“パター二刀流”から卒業! 「新エース」で3季連続賞金王を狙う今平周吾の14本

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、フジサンケイクラシックでツアー5勝目を挙げた今平周吾のセッティングに注目。

今平周吾

いまひらしゅうご。1992年生まれ埼玉県出身。ツアー通算5勝。2年連続賞金王に輝くなど、安定感抜群のゴルフで男子ツアーを牽引する存在。3季連続の賞金王を狙う

フジサンケイクラシックで19年以来の優勝を飾った今平周吾。今年はセガサミーカップでパターを2本入れるなど、パッティングに悩まされ続けてきたが、ようやくエースが決まったようだ。

「ずっと使っていたエースパターよりも操作性が高くて、ラインを出しやすいのがこのパターに決めた理由です。自分のなかでパッティングのストロークはフェースをある程度開閉させるイメージが持てるといいんですが、その感覚が消えてしまうパターだとフィーリングが出ないんです。子のパターにしてクロスハンドから順手グリップに戻せたのも大きいです。オートマチックになりすぎると、とくにプレッシャーのかかった場面でスムーズにストロークできず、一度フェースが開いたらそのまま当たってしまうこともありました」

またウェッジに関してはバウンスを増やしてやさしさを少し上乗せした。

「前はソール幅が少し厚くてローバウンスのモデルを使っていましたが、今度のウェッジは少しバウンスがあるタイプにしました(バウンス角を3度から5度に)。アプローチでヘッドがボールの下を抜けてしまうことがよくありましたが、バウンスを2度増やしたことで、フェースにボールが乗るようになりました」

ウェッジ・パターと信頼できる武器が揃った今平。3季連続賞金王に邁進するのみだ。

現在テスト中のニューモデル。ソールのウェートポジションなどを調整しつつ、今はまだ試合で使えるようカスタマイズしている段階だが、データ的には満足できるものに近づいているという

もともと3度という超ローバウンスを使っていたが、ヘッドがボールの下を抜けることがあり、5度に変更。フェースに乗るようになったことでイメージどおりのアプローチができるようになった

今平周吾の14本

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月28日号より