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【プロスペック】「5IをUTに替えてマネジメントの幅が広がった」初優勝を狙う鶴岡果恋の14本

PHOTO/Osamu Hoshikawa

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、稲見萌寧と同世代、初優勝を狙う鶴岡果恋のセッティングに注目。

鶴岡果恋

つるおかかれん。1999年生まれ神奈川県出身。2018年のプロテストを通過。今季はヤマハレディースで4位Tに入るなどツアー初優勝へあと一歩のところまできている

まだ優勝こそないものの、今季トップ10に3度入っている鶴岡。初優勝を目指す彼女が見直したのがユーティリティのセッティングだ。

「もともとアイアンが好きなので5番アイアンから入れていたんですけど、今年の5試合目くらいからユーティリティ3本態勢にしました。ユーティリティにしてからはミスがすごく減った感じ。見た目もやさしくてラフでも打てて、球も上がるので5番アイアンと比べて怖さがなく、思い切り打っていけます」

ドライバイングディスタンスは246.6Y(11位)と、飛ぶ部類に入る鶴岡だが、年々厳しくなる女子ツアーのコースセッティングは、5番アイアンでは対応しきれないケースも多い。ユーティリティを3本にすることで、マネジメントの幅が広った。

また、鶴岡のゴルフの支えになっているのがウェッジだ。自らもショートゲームが得意と話すようにウェッジに対しても並々ならぬこだわりがある。

「1シーズンは絶対に替えません。溝が変わるとスピン量が変わって距離感が合わなくなるので!」

精度を増したロングショットと得意のショートゲームで初優勝に挑む。

ドライバーの飛距離が伸びた要因が、アドレス時の安心感。ヘッドが大きく見えることで安心して構えられるようになり、思い切って振っていけるようになった

5番アイアンの代わりに6番のUTを投入。3番、4番は「TSi2」なのに対し、6番は「TSi1」に。ロフトの可変幅がちょうどよく、5番アイアンの代わりとして最適なのだという

溝が変わると感覚が変わってしまうため、ウェッジはシーズンを通じて同じものを使い続ける

鶴岡果恋の14本

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月14日号より

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