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【プロスペック】1Wのウェートを外して鉛で調整。ウェッジは4本。石川遼の14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、19年JTカップ以来の優勝を狙う石川遼のセッティングに注目。

石川遼
いしかわりょう。1991年生まれ。埼玉県出身。ツアー通算17勝。2020年は優勝がなかったが、今年は徐々に調子を上げている。2019年12月以来の優勝を狙う

スウィング改造中の石川遼だが、つねに追い求めてきたのは飛距離だ。時代の流れとしても飛ぶことはマストと言えるが、もちろん飛ぶだけではなく曲がらないことも大事で、そこにはヘッドの性能だけでなく振ったときの感覚も重要になってくる。

「今使っているドライバーは去年の12月にテストをして、ソニーオープンから試合に投入しました。ソールにウェートを貼っていますが、クラブ担当の方が前モデルの良かったときのスペックに合わせて調整してくれたものです。ヘッド自体のウェートを外して、ヒール側に鉛を貼っていますが、僕自身はあまりウェートの位置がどことかは気にしなくて、それよりも振ったときの重心の感じ方やタイミングを重視しています」

テストの段階では2タイプのヘッドが用意されていたが現状は「エピック マックスLS」を選択。その要因の1つがアドレスしたときのフィーリングだ。

「『LS』と(エピック)『SPEED』の両方とも数値がよかったんですが、見た目の差でLSを選びました。ヘッドのトップラインが真っすぐで、アドレスしたときに構えやすく、さらに新しいシャフトが白色なので、合わせてアライメントを確認しやすいというのもありますね」

数値的にも前モデルよりも向上しているとのことで、シーズン中盤戦での石川の飛距離にも注目したいところだ。

ドライバーと同じタイミングでテストしたもののなかなか変えられずにいた3番ウッドは試行錯誤の末、最新のモデルをチョイス。飛距離性能は重要だが、なによりも距離をコントロールできることを重視している

短い距離の精度を高めるため、ウェッジは48度、52度、56度、60度の4本態勢
石川遼の14本
1W エピック MAX LS(9度)/ツアーAD HD-7・TX/45.5インチ/290Y
3W エピック スピード(13.5度)/ツアーAD HD-7・X/43インチ/265Y
5W マーベリック サブゼロ(17度)/ツアーAD PT-8・X/42.75インチ/245Y
4I APEX PRO(23度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/38.5インチ/220Y
5I APEX PRO(26度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/38インチ/205Y
6I APEX MB(30度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/37.25インチ/193Y
7I APEX MB(34度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/36.75インチ/180Y
8I APEX MB(38度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/36.25インチ/165Y
9I APEX MB(42度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/35.75インチ/150Y
PW JAWSフォージド(48度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/35.75インチ/135Y
AW JAWSフォージド(52度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/35.5インチ/120Y
SW JAWSフォージド(56度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/35.25インチ/110Y
LW JAWSフォージド(60度)/N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ・X/35インチ/100Y
PT オデッセイ PT09iX
BALL キャロウェイ クロムソフトX

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月8日号より