「飛んで曲がらない」はゴルファー永遠のテーマだが、特殊な製法により、そんな願いを叶えてくれるシャフトがあるという。

PHOTO／Tomoya Nomura

スパインゼロだから
曲がらず飛ばせる

シャフトのしなりを“上手く”使えれば飛距離に還元されるが、多くのアベレージゴルファーはそれができない。もちろん、技術的なことが大きいのだが、シャフト自体に不安定なしなりが入ってしまうこともある。というのも、シャフトは何層ものカーボンシートを巻いて作られているため、スパイン（背骨）ができてしまうためだ。すると、シャフトに硬い部分と軟かい部分が混在し、不安定なしなりが生まれるのだという。

その“不安定なしなり”をなくしたのが「TPTシャフト」。独自の製法により、接合部分のない“スパインレス”のシャフトを作ることで、不安定なしなりを極限まで“ゼロ”に抑えることに成功。結果、しなりを生かしつつ、安定感もあるショットを打つことができるというわけだ。

スパインとは、シャフトの背骨のようなもの
カーボンシャフトは、カーボンシートを芯棒に何枚も重ね合わせて作る。その際に巻き始めと巻き終わり部分が重なり、他の部分よりも厚みや硬さが生じることがある。これをスパインという

TPT Golf
「Nitro Range & Power Range」

スイス発の超精密、高精度なシャフト。モデルはPowerとNitroの2種類の中に弾道別にHiとLoがラインナップ　●価格／（Power）7万7000円、（Nitro）12万1000円　●お問い合わせ／アジルパートナーズ　03-6386-4971

月刊ゴルフダイジェスト2026年1月号より