【ギア選びのウソホント】Vol.254「鉛チューンは心理面の効果も大きい」
堀越良和「ギア選びのウソホント」
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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- 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 最も手軽な「クラブいじり」、それがクラブのヘッドやシャフトに鉛を貼るカスタマイズです。そして最初におすすめしたいのがパターです。では、どうすればいいか? 鉛の場合、トウや……
前回「クラブいじり」の最初の一歩が、パターのヘッドに鉛を貼ることだと説明しました。基本的に鉛はソール側に貼るのですが、バックフェースに貼る場合もあります。バックフェースに貼るのは、ドライバーやFWの可変ウェイトと同じです。打点位置に鉛を貼ることでエネルギー効率が上がります。簡単にいえば、当たり負けなくなり、インパクトが強くなるわけです。パターで考えると転がりがよくなるとか、球足が伸びるということになります。ただ、貼れる鉛は数グラム程度ですから、実はそこまでの効果は感じづらいかもしれません。重要なのは心理的な安心感や満足感なんです。
そもそもパッティングはヘッドスピードが遅く、インパクトのエネルギーも小さいですから数グラムの鉛では大きな変化はないです。ただ、鉛チューンをしたという事実があることでストロークがよくなったり、転がりがよくなることはあるんです。わずかな鉛を貼るだけで自分のパッティングが変わる。それがクラブいじりの魅力のひとつです。私はよく鉛を貼りますが、いつの間にか剥がれていたことがよくあって、それでも調子は崩れませんでした。まさに心理的な効果の表れと言えますね。

堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2025年11月4日号より


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