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RMXのプロトタイプでレギュラーツアーに挑む! 藤田寛之の14本

PHOTO/Tadashi Anezaki

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、ツアー通算18勝を誇るベテラン・藤田寛之のセッティングに注目。

藤田寛之
ふじたひろゆき。1969年生まれ。福岡県出身。ツアー通算18勝。19年にはツアー史上6人目となる生涯獲得賞金15億円を突破。50歳を過ぎた今もレギュラーツアーで活躍し続ける

今年52歳になる藤田寛之がレギュラーツアーで戦い続けるために新兵器を投入した。それが、この真っ黒なドライバーだ。

「昨年の年末くらいから使い始めています。見た目も性能面もかなり変わりました。打感は弾く感じはあるけどボールがくっつく感じもある。この感覚があるのとないのでは操作性の有無に関わるので大事な部分なんです。データ的にも初速は出ているし、満足しています」

藤田いわく、いろんなメーカーの性能を研究してヤマハが作ったのがこのヘッドだそう。

「ちょっと攻撃的な見た目になったのはいいでしょ。ここで打ってほしいというのがわかるクラブで、そこで打てば飛ぶというのが感じられるので、すごく扱いやすいんです」

またアイアンも、今年から投入した新しいツアーモデルだ。

「実際に試合になると何よりもコントロールできることが重要になります。前のモデルよりも操作性が高くなって、コントロールしやすくなりました。打ち出しが低くなってスピンが増えた感じ。顔もいいですよ」

最近の若手は飛距離が出るが、そこに藤田自身はそれほど脅威を感じていない。その背景には信頼できるクラブがあるからなのかもしれない。

藤田のアプローチはインパクトで緩むことがない。ボールに対して上めからしっかりヘッドを入れていくため、ソールの当たり方を重視している

藤田寛之の14本
1W ヤマハ RMX プロトタイプ(10.5度)/ディアマナ プロトタイプ・X/260Y
3W ヤマハ RMX プロトタイプ(15度)/ディアマナ R60・X/240Y
5W ヤマハ RMX FW(18度)/ツアーAD F85・X/230Y
4UT タイトリスト TSi2(21度)/AMT ツアーホワイト・S200/215Y
5UT タイトリスト TSi2(24度)/AMT ツアーホワイト・S200/200Y
5I ヤマハ RMX プロトタイプ(27度)/AMT ツアーホワイト・S200/195Y
6I ヤマハ RMX プロトタイプ(30度)/AMT ツアーホワイト・S200/175Y
7I ヤマハ RMX プロトタイプ(34度)/AMT ツアーホワイト・S200/165Y
8I ヤマハ RMX プロトタイプ(38度)/AMT ツアーホワイト・S200/150Y
9I ヤマハ RMX プロトタイプ(42度)/AMT ツアーホワイト・S200/135Y
PW ヤマハ RMX プロトタイプ(46度)/AMT ツアーホワイト・S200/120Y
AW タイトリスト ボーケイフォージド(52度)/ダイナミックゴールド・S200/100Y
SW タイトリスト ボーケイフォージド(58度)/ダイナミックゴールド・S200/85Y
PT スコッティ・キャメロン プロトタイプ
BALL タイトリスト プロV1 イエロー

週刊ゴルフダイジェスト2021年5月25日号より