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【ギア選びのウソホント】Vol.237 パットの転がりが安定しない人は“ロフト”を見直してみては?

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

>>前回のお話はこちら

  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回、パットの打点を安定させるには、パターの「トウフロー」が大きく影響していると説明しましたが、ここでもう少し詳しく解説します。構えたときの目線の高さでヘッド軌道が変わるというの……

パットの打点を安定させるには「トウフロー」や「ヘッド軌道」が大事だと説明してきましたが、これはフェースの開閉と大きく関わっているからです。そこで今回からは上下の打点に影響する、パターのロフトに注目してみましょう。通常のパターのロフトは3.5度くらいです。グリーン上ではボールはわずかに沈んでいて、その沈んだ状態からボールをかき出すためにロフトが設定されています。

ロフト3.5度はグリーンの速さが9~10フィートくらいを想定したものですが、ガラスのグリーンと呼ばれるオーガスタナショナルGCならロフトは2~3度でちょうどいいのです。グリーンの速さは硬さでもありますからボールが沈まない分、ロフトは必要なくなるわけです。では、アマチュアはどんなミスが多いのか? 

ヘッドが上から入ってフェース面の上めに当たるミスがほとんどです。簡単に言えばダウンブローが強く、その結果、ボールが跳ねてしまい、転がりが悪くなるのです。ただ、これはネックの調整でロフトを寝かせれば、ある程度対応が可能です。クラブ工房に持っていけば、1度程度なら簡単に調整できます。ボールが跳ねやすい、そんな人は一度、ロフトを見直してみましょう。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年7月1日号より