各社から続々登場の「ゼロトルクパター」 違いは? どう選べばいいの?

ストローク中にフェースが開閉しないゼロトルクパター。ピン型、マレット型、ネオマレット型に続く新たな“型”だが、僕らはどうやって選べばいいの?
PHOTO/Hiroaki Arihara、Hiroyuki Okazawa


解説/堀口宜篤
PGAツアーの最先端に詳しく、アマチュアのレッスンも行う。PGSTを主宰しレッスンやフィッティングを行う
L.A.B.GOLFから始まり、続々と他メーカーもゼロトルクパターを発売している。では、僕らはどうやって選べばいいのか? 全モデルを打ったことのある堀口宜篤コーチに聞いた。
「正直、ゼロトルクという意味では大差がありません。選ぶのはどの形状が好きか、そして打感はどれが合うかで決めるのが一番いいですね。そういった意味では『スパイダーZT』は従来のモデルを踏襲しているのでスイッチしやすく、オデッセイの『SQUARE 2 SQUARE』は打感がいい。値段もL.A.B.GOLFに比べると約半額なので、PGAツアーに憧れている人以外は顔か打感で選ぶのをおすすめします」(堀口)
オデッセイ「AI-ONE SQUARE 2 SQUARE MAX STRIPE」



L.A.B.GOLF「DF3」の形状そっくりのモデル。AIフェースを入れることで打感を軟らかくしている。価格/6万500円
「ストロークがシンプルになりました」(青木香奈子)

テーラーメイド「スパイダーZT」



スパイダーの顔を踏襲し、ヘッドがやや重く慣性モーメントを大きめに設計している。シャフトはL.A.B.同様斜め挿し。※発売前で価格未発表
「距離感も合いやすい」(新垣比菜)

L.A.B.GOLF「DF3」



「DF2.1」をより小さく、スマートにしたモデル。空洞を作ることで慣性モーメントアップ。シャフトが斜め挿し。PGAツアー選手の使用率も高い。価格/11万円
月刊ゴルフダイジェスト2025年7月号より