あの遠藤製作所と本気で考えた「やさしくてカッコいい」ウェッジが完成! キーワードは“軽量”

見た目を優先するとやさしさが、やさしさを優先させると見た目が犠牲に……。そんな難題を解決すべく、数々のクラブを手がける遠藤製作所と月刊GDが本気で考えた「やさしくてカッコいい」ウェッジが、ついに完成!
PHOTO/Takanori Miki、Hiroyuki Okazawa

現代のニーズに
ピッタリなウェッジ
数々の名器と呼ばれるクラブを製造し、ゴルフギア製造メーカーの雄として君臨する遠藤製作所。その遠藤製作所にウェッジ製作を依頼し完成した「ツバメウェッジ」は、低重心で軽量であることが大きな特徴だ。軽量にした理由のひとつは“ウェッジだけ重い”ことが挙げられる。
「クラブ全体に言えますが、どんどん軽くなっているのにウェッジだけ昔とあまり変わっていない。重すぎると当然、疲れが早く来てしまったり、ダフリやすくなったり、ミスを誘発する可能性があります」(遠藤製作所担当者)
また、低重心にすることで球が前に進む効果が期待できるため比較的ショートのミスが多いアマチュアにとっては大きなメリットになる。何よりこの外見の美しさ、誰でも一度手に取りたいと思うはずだ。
ヘッドは「279g」と超軽量
市販されているウェッジのほとんどは300g前後(ヘッド)。これは20年前からあまり変わっておらず、他のクラブが軽量化しているのにウェッジだけ変わっていないところに注目した

こだわり1
「振りやすさ」を考え軽量に

総重量は402g。シャフトは70g台のカーボンを装着。ただ軽いだけではなく手元側を重くしてカウンターバランスに。トルクが小さく変なねじれが発生しない
こだわり2
球を“前”に飛ばす低重心設計

軽いことにプラスして重心を下げることで「振った分」の距離が出てくれる。自身の距離感を作りやすくなるだけでなく“自分で打っている”感覚を養うことができる
こだわり3
見た目の美しさ

遠藤製作所は思わず使いたくなる“外観の美しさ”に大きなこだわりを持つ。それでいて、その中に“確かな機能”を詰めるのが、“ENDO”が作るクラブだ

遠藤製作所「ツバメウェッジ」
モデル名は遠藤製作所がある新潟県燕市から来ている
●シャフト/デラマックス03W-75S ●長さ/35.25インチ ●重さ/402g ●ロフト角/58度 ●ライ角/63.75度 ●価格/7万7000円



月刊ゴルフダイジェスト2025年7月号より
