「木目金」の技術をインサートに! ブルース・サイズモア パター デトロイトコレクション「木目金」仕上げ【近未来ゴルフギアワールド】

自動車産業が興る以前より、馬車や自転車製造が盛んなデトロイト。アメリカ国内でも数少ないモノづくりの環境が整った街で作られたパターのフェースを飾るのは、日本の伝統工芸である「木目金」。テクノロジーと伝統の技が海を越えて結び付いた傑作をご紹介。
PHOTO/Yasufumi Sakagami

米国のモノづくりと
日本の伝統工芸が融合
クラブデザイナー、サイズ・モア氏の拠点であり自動車産業を代表するミシガン州・デトロイトは自動車産業が興る以前から、馬車や自転車製造が盛んでモノづくりの環境が整っている街だ。ヘッドもシャフトもデトロイトで作られた特別なパターのフェースを飾るのは日本の伝統工芸である「木目金」。日本刀を芸術品にした技術が、現代のアメリカのパターに施してある。この「デトロイト コレクション」の木目金は、最高純度の銅と銀を使用。純度の高いシート状の銅と銀を14層にも重ねて加熱と加圧することで非常に堅固な鋼片になり、独特の打感を生んでいる。
芸術品ともいえるパターは世界で限定99本のみの販売で、熱心なコレクターもいるほどだ。

ブルース・サイズモア パター デトロイトコレクション「木目金」仕上げ
●ロフト角/4度 ●ライ角/72度 ●ヘッド素材/303ステンレス ●クラブの長さ/34インチ ●ヘッド仕上げ/セラミックビーズトップ仕上げ ●ヘッド重量/約330g ●グリップ/BestGrips社製、ハンドメイド牛革 刺繍入り ●生産国/アメリカ ●本革製オリジナルヘッドカバー付き ●価格/39万6000円 ●世界限定99本
月刊ゴルフダイジェスト2025年6月号より
