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ソール幅、バウンス角、溝……ウェッジにもいろいろあるけど、まず気にするべきは“形状”

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

距離やライを問わず、ボールをカップに寄せたい場合に、使用頻度が高くなるのがウェッジです。一口にウェッジといっても、さまざまなモデルが存在するほか、ロフト角やバウンス角、ソールの幅や形状など、同じモデルのなかでも無数のラインナップがあります。これに加えて、各メーカーはスピン性能の向上を目指し、溝の深さや形状を工夫したり、フェース面にミーリング加工を施すなど、さらに細部にまでこだわっています。ショップで購入しようとすると、いろいろありすぎて目移りしてしまうのではないでしょうか。

ウェッジの選び方として、まず気にしてほしいのは“形状”です。

ウェッジの形状といえば、日本特有の芝に合わせた「グースネック」や、その逆にFP値が大きい「ストレートネック」、トウ側にボリュームを持たせてネック側を絞り込んである「ティアドロップ型」などが真っ先に思い浮かぶでしょう。また、最近は少なくなりましたが、「ネック長の長いモデル」や、逆に最近増えてきているモデルとしてトウ側が高くなっている「ハイトウ型」もあります。

このように様々な形状があるのは、ツアープレーヤーからビギナーまでさまざまなゴルファーのスコアアップのために、各メーカーが理想の重心位置を目指した結果といえるのです。

ウェッジの形状は様々だが、重要なのは「重心位置」が違うということ


堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」


週刊ゴルフダイジェスト2021年4月20日号より