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【ギア選びのウソホント】Vol.202「“動く”シューズは近年のパワーゴルフに適しています」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

ゴルフシューズはゴルファーのパフォーマンスを発揮するための重要なアイテムのひとつ。先日、昔のクラシックタイプのゴルフシューズを引っ張り出したときに、思い出したことがあります。7~8年くらい前、フットジョイから『Mプロジェクト』というゴルフシューズが発売されました。ソールもアッパー部分もがっしりとしていた、それまでのシューズに比べ、『Mプロジェクト』は、アッパー部分に軽量で柔軟性のある素材を用いていて、「ソールのグリップ力はしっかり、アッパーは動く」という特徴を持ったシューズでした。

「“がっしりした”シューズと“動く”シューズ、どちらがいいのか」と当時、足の専門家の先生に聞きにいったところ、身体的機能をより生かすには動くシューズのほうがいい、という答えでした。

90年代に活躍したC・ストレンジのスウィングなどは、がっしりしたシューズを履いてフィニッシュでも左足が地面にくっついているような感じでしたが、動くシューズを履く現代の選手は、踏み込んだ左足がめくれるようなフィニッシュになります。最近のシューズはまさに“パワーゴルフ”に適したもの。シューズの変化とスウィングの変化、深い関係があるようです。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年10月8日号より