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【マイギアを語ろう】安心感より操作性! 契約フリー・桂川有人の14本

昨年コーンフェリーツアーでプレーし、今年から日本ツアーに復帰した桂川有人。クラブを学生時代に使っていたものに“戻した”とのことだが、どんな変化があったのか?

TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Hiroaki Arihara

桂川有人 1998年10月9日生まれ、愛知県出身。22年にプロ初優勝を挙げ、翌年は米国下部コーンフェリーツアーでプレー。今季は「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」を制した

学生の頃に使っていたモデルに戻した

4月末の優勝から3週間後、ウッド類のシャフト、アイアンを一新した桂川有人。現在、クラブ契約はフリー。

「プロになってクラブを替えた部分が結構ありました。今まで、それでずっとやってきたけど、ちょっと替えたいと思ったのが始まり。学生の頃に使っていたものに戻してみました。それが今ちょっとずつハマって確信に変わってきた状態です。いろいろ試したからこそ、やっぱりこれがよかったというのがわかってきたし、自信が持てるようになった。これからもそういうことの繰り返しだと思います」

今、最優先事項は操作性。自然に振って、自分の思った通りの球が出てくれることが“やさしさ”だという。

ドライバー
タイトリスト「TSR2」

シャフトは『ベンタスブルー』から『ブラック』に。「フェードのイメージが湧くヘッド。さらに球筋も高さの打ち分けも操作しやすい」(桂川)

ユーティリティ
スリクソン「ZX ユーティリティ」

欧州ツアー対策で2Uの追加を検討!

「5Wの代わりに欧州に持っていこうと思っている2U。海外では風が強い所も多いので、5Wにするか2Uを入れるか悩みます」

ウェッジ
タイトリスト「ボーケイSM10」(50度、60度)
タイトリスト「ボーケイSM9」(54度)

学生時代愛用のグラインドに回帰

「50度(F)と54度(M)は学生の時から使っていたグラインド。60度は何でもありかなと(笑)。開いたり、いろいろできるようにした」

ミスへの安心感より決まった弾道が大事

「先日までは『T100』を入れていたけど、もう少し操作性が欲しいと思って『MB』に替えました。クラブに任せて真っすぐ飛ばすって感じはあまり好きじゃないです。元々は5、6Iが『T150』で7I以下が『T100』だった。でも、安心感というより決まった所に思い通りのスピン量で打つほうが大事だと思ったので『MB』を投入しました。正直『T100』のほうが安心感はあってミスには強いなとは思います。
5Iだけ『T150』なのは、6Iと少し距離の間を空けたくて、飛距離を優先しているので。重心がやや低めのものはロングアイアンにしか必要がないと思ってます」

アイアン
タイトリスト「620MBアイアン」

見た目の安心感より操作性を重視
「昔はかなり見た目にこだわりがあったけど、思い通りの球が出るならそれでいい。今のところは操作性で選んでいます」(桂川)

グリップは学生時代愛用の後継モデル、NO1グリップの『プロシリーズ ハード』に。右手部分がやや太めで硬め

桂川有人の14本セッティング

※練習日のため15本入っています。撮影はミズノオープン

月刊ゴルフダイジェスト2024年8月号より