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【マイギアを語ろう】クラブ選びの基準は「球を操れる」こと。日本オープン覇者・岩﨑亜久竜の14本

自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、昨年「日本オープン」でツアー初優勝を挙げ、少ない試合数にもかかわらず賞金ランキング15位に入った岩﨑亜久竜。今季からパター以外のギアをすべて替えたという岩﨑のクラブ選びのこだわりとは?

TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Hiroaki Arihara

岩﨑亜久竜 1997年12月27日生まれ静岡県出身。日大卒業後2020年にプロ入り。昨年は欧州ツアーにも積極的に参戦。今年は日本ツアーが主戦場となる

“球の高さ”を操れる

昨年、日本オープンを制したクラブをガラリとチェンジした岩﨑亜久竜。

ドライバーは『ステルス2 プラス』から『Qi10』に移行。「弾道の高さをコントロールしやすく、直進性もある。どちらかといえば、球の高さを変えて打っていきたいので、Qi10ドライバーが自分に合っています」

以前はドロップ球が出るミスがあったが、それもかなり減ったという。

FWも、ドライバーと同じイメージで打てる『Qi10』にスイッチ。

「簡単に上がるのに、強い球で飛距離も出て、操作性もバツグンです」

フェアウェイウッド
テーラーメイド「Qi10」

「飛ばしたいときは強い球を打てるし、止めたいときはかなり高く上げて止めることができるのもいい。高さの操作性がすごくいい」

アイアン
テーラーメイド「P7TW」

抜けの良さと操作性の高さが魅力
タイガー・ウッズが開発に協力し、2019年マスターズ制覇に貢献したモデルのレプリカ。シャフトは『X100』から『S400』に変更

ウェッジ
テーラーメイド「MG4」

60度はバウンス少なめ、56度は多め
「60度は開きたいのでバウンスは少なめ。56度はラフからボールを拾っていきたいから、60度よりバウンスは多めです」

ボール
タイトリスト「TP5x」

「打感がすごくいいです。以前はTP5を使ってましたが、今回からTP5xにスイッチしました。硬い中にもソフトな打感もあり、ショットもアプローチもしっかりスピンが入ってくれて、ドライバーの飛距離性能も文句なしです」

打ち分けたいから
シャフトも変更

構えやすさが、すぐに移行できたポイントだという。

「パッと構えたときにぐらつくのが苦手なんですが、今のはかなり据わりがいいので好きです。『LS』とか他のタイプも打ちましたが、今使っているのが一番見た目もしっくりきました。操作のしやすさと相まって、やさしい印象です。ちなみに、飛距離も伸びています」

構えやすさの強いこだわりは、グリップにもある。

「フェースを見なくても握れる、それくらい基準にしています。だからバックラインとかはメチャクチャ大事。グリップの向きとフェースの据わりがはまらないと、アドレスでもたつくので」

ヘッドの寛容性を生かして操作性を高めるため、シャフトも『ベンタスブラック』からしなり感のある『ツアーAD DI』に変更。

「基本的にフェードヒッターですが、ドローも打っていけるようにしたくて。『ベンタス』だと少し直進性が強すぎるんです」

ドライバー
テーラーメイド「Qi10」

クラウンのカーボン使用量を大幅にアップ。余剰重量を再配分し、高い慣性モーメントを実現。寛容性と飛距離性能を向上させた

グリップは、バックラインが明確なゴルフプライド『MCCアライン』を愛用中

置いたときの安心感がある!

「フェードを打つことが多いので、フェースが開いて見えると気持ち悪い。スクエアから少し閉じていたほうがいい」

岩﨑亜久竜の14本セッティング

※飛距離はキャリーの数値

月刊ゴルフダイジェスト2024年6月号より

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