注目の最新ギアを紹介＆プレゼントするGG＆G（ゴルフグッズ&ギア）。今回取り上げるのは、大慣性モーメントでミスに強いヤマハの激飛びアイアン『RMX VD/X』。

TEXT／Motoharu Tajima　PHOTO／Takanori Miki

「えっ、これはちょっと」とお店のスタッフに薦められたヤマハ「RMX VD/X アイアン」を見て言葉に詰まる。彼は申し訳なさそうに「皆さん最初はそうおっしゃるんですけど。だまされたと思って!」と試打してほしそうだ。仕方なく構えてみるとアドレスした顔は普通だ。バックフェースが変わっているだけだった。打ってみて「えっ」と声が出る。明らかにミスヒットなのだがボールが何事もなかったようにナイスショットで良いデータ。かなり変わった形状だが、恐ろしくミスに強い。そして真っすぐに距離も出る。アイアンが苦手な私の心は激しく揺さぶられた。

「オススメなんですけど、なかなか試打してもらえないんです。でも試打したら、みなさん、気に入ってくださいます」とスタッフ。トウ側に高比重、かつ大容量のタングステンウェイト（7I～PW）を配置。低重心化によってボール初速をアップさせ、ミスヒットへの強さの指標であるヘッド慣性モーメントが4000g・cm²と、アイアンとしてはあり得ない数値らしい。独自リブ構造により、フェース厚を薄肉化。反発性能が向上し、飛ぶ。フェースの偏肉設計によりヒッティングエリアも抜群に広いとのこと。

大慣性モーメントを生み出すネック部の凸形状は、見てもらえばわかるように、構えてみるとまったく気にならない

構えた姿や打感は普通だし、飛距離もしっかり出る。結局、衝動買いしてしまい、早速ラウンドへ。その形状を見たゴルフ仲間の反応は正直良くない。しかし、残り170ヤードから打った6Iの弾道を見て驚きを隠せない。何より私が苦手だったアイアンをガンガン打ちこなしていることに驚いている。その後は「ちょっと打たせて」と試打ラウンド状態。帰りの車内では、アイアンについて熱い議論が交わされている。黙って聞いていた私が一言。「カッコいいアイアンで、カッコ悪い球打つより、ちょっと異形だけどカッコいい球を打っているほうがカッコよくない?」

ヤマハ

RMX VD/Xアイアン

●ロフト角（7I）／28.0度
●ライ角（7I）／63.0度
●素材／AM355P一体精密鋳造構造+高比重タングステンウェイト+樹脂バッジ
●シャフト／NSプロ 950GH neo（S）、TENSEI TR i（SR、R）
●価格／14万3000円（6I～PW・5本セット）

今回はヤマハ『RMX VD/X アイアン』を1名様にプレゼント!

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【応募締め切り】2024年1月30日（火）24時
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このプレゼントの応募は締め切りました

週刊ゴルフダイジェスト2024年1月30日号より