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【マイギアを語ろう】「1Wへの信頼感が勝負を分ける」ザンダー・シャウフェレの14本

自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。PGAツアーで常に上位でプレーするザンダー・シャウフェレが、クラブ選びで大事にしていることとは?

TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Tkanori Miki、Hiroyuki Okazawa、Blue Sky Photos

ザンダー・シャウフェレ クラブ こだわり
ザンダー・シャウフェレ 1993年10月25日生まれ米国出身。サンディエゴ州立大学卒業後2015年プロ転向。2021年の東京五輪では米国代表として金メダルを獲得。PGAツアー7勝

フィーリングを大事にしつつ
微差を突き詰める

スペックに関しては、基本的に自分の意見は全て反映してもらっているというザンダー・シャウフェレ。

「自分はあまりクラブを替えない古いタイプ。でも、同じもののように見えて実は小さな、マイナーチェンジはしています。メーカー側は私のフィードバックに対するレスポンスが非常に早い。その小さなチューンナップの積み重ねが、効果としては小さなものだけど、ハイレベルな戦いの中で大きな違いとして表れているんです」

人間が使う道具だから、見た目や打感などのフィーリングが大事。だが、ここ5~10年は“飛距離性能”が重要なファクターになっているという。

「PGAツアーというハイレベルな戦いだからこそ、微差でも自分にメリットがあれば、そこを突き詰めます」

フェアウェイウッド
キャロウェイ「パラダイム◆◆◆」

シャフト ディアマナ PD
シャフトはディアマナ PD

ロフトを16.5度に寝かせたハイローンチモデルを使用。「すごい飛距離性能を高さに変えて、260~270ヤードを狙えるように」(シャウフェレ)

アイアン
キャロウェイ「APEX TCB」

自在の打感調整機能とクールな外観が最高
「バックフェースにある調整機能で弾道、打感を変えられます。小さいオフセット、光の反射を防ぐノーメッキも好き」(シャウフェレ)

パター
キャロウェイ「TOULON DESIGN ラスベガス」

“赤”に一目ぼれ! 線を追加し構えやすい
「赤い色とシンプルな見た目が気に入った。ボールの中心にセットしやすいよう、センターにラインを1本追加」(シャウフェレ)

優勝争いの場面でこそ
ドライバーへの信頼感がモノをいう

世界最高峰の実力者が集うPGAツアーでの優勝争いで、最もアドバンテージが取れるのはドライバー、とシャウフェレ。

確かに、ショートゲームでもアイアンショットでも、優勝争いに加わっている選手には隙が無い。だが、ドライバーはわずかなブレがスコアを落とすきっかけになり、負ける要因にもなる。

「今使っている『パラダイム トリプルダイヤモンド』はAIテクノロジーのおかげで、曲がり幅や飛距離のロスをカバーしてくれるのを実感しています。でも、一番気に入っているのは打音。様々な素材の複合ヘッドなのに、金属的なハイピッチなサウンドがいい」

プレッシャーを軽減させている最後のキーは、この快適な打音かもしれない。

ドライバー
キャロウェイ「パラダイム♦♦♦」

ドライバーショットはリスクとアドバンテージが表裏一体。だからこそプレッシャー下で振り切れる信頼感が重要となる

飛距離性能の高さとフィーリングがマッチ
「構えた時に安心感のある顔、すわりの良さ、インパクトの感触など、全て私の意見を反映して仕上がっています」(シャウフェレ)

ザンダー・シャウフェレの14本セッティング

ザンダー・シャウフェレ クラブセッティング

ザンダー・シャウフェレ クラブスペック

月刊ゴルフダイジェスト2024年1月号より

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