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【ギア選びのウソホント】Vol.158 バンカーの大ダフリは“シャフトの長さ”だけで解決できる

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

さて、先週に続き、ウェッジフィッティングで気付いたお話です。今週はバンカーでいつもダフりすぎる女性ゴルファーの話。

もちろんバンカーショットはボールではなく、砂を飛ばすことが重要なのでダフること自体は悪くありません。しかし、ダフりすぎるとヘッドが過度に潜るため、抜けなくなりバンカーから出ないことが多いです。我々プロはダフリすぎないスウィングを教えるのが仕事ですが、フィッティングするだけで同じスウィングでも劇的な変化があることに驚きました。変えたのは“シャフトの長さ”。具体的には半インチ短くすることでダフリ癖が治まったのです。短くしたことで、必要以上にヘッドが潜らなくなったためです。

ということは、本来、短く持てばいいのですが、慣れない持ち方だと気持ち悪く感じるため、アマチュアはできない人も多く、それなら最初から短くしてしまえばいいということです。「短くしてしまうとショットにも影響があるのでは?」と疑問が湧くと思いますが、本来、ウェッジはフルショットすることが少なく、そこまで飛距離に影響が出ることはないのでほとんど問題ありません。また、入射角が極端に鋭角なゴルファーも同じ理由で短いシャフトが有効ですよ。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年11月7日号より