理想のアイアンインパクトが手に入る! 練習器具「ハンドファーストトレーナー」がツアーで人気のワケ
シャフトがオフセットした独特の形状の練習器具「ハンドファーストトレーナー」。ツアーでも、これはいい! と話題だが、実際どんな効果があるのか? どのように使えばいいのか? 使用プロを直撃!
PHOTO/Hiroyuki Arihara、Tadashi Anezaki
解説/堀口宜篤
「PGST」を主宰するプロコーチ兼フィッター。海外の最先端スウィングやギアへの造詣も深い
月刊ゴルフダイジェスト10月号でプロが使用している練習器具として紹介した「ハンドファーストトレーナー」。実はこの練習器具が男女ツアーで人気になっているという。なぜ人気が出ているのかを堀口宜篤コーチに聞いた。
「プロにとってアイアンはピンに絡められるかが大事になります。そのためには再現性、スピン量、そして落下角の確保が必須になる。それを実現させてくれる練習器具が『ハンドファーストトレーナー』なんです」(堀口)
●メリット1 再現性アップ
手元が先行することで、ボールを上からクリーンにとらえやすくなり、再現性もアップ。
●メリット2 スピン量の確保
ヘッドを上から入れられれば、十分なスピン量を得やすくなる。
●メリット3 落下角の確保
適正なスピン量が得られることで、落下角が大きくなり、グリーン上で止めやすくなる。
使用者の声1 福田真未
「ハンドファーストじゃないと真っすぐ飛ばない」
「シャフトが曲がっているので、真っすぐ飛ばすためにはハンドファーストに当てる必要がある。インパクトが強くなります」
使用者の声2 福山恵梨
「リリースせずに打てるようになれます」
「左手首の角度をキープするイメージが湧き、アーリーリリースを防げるのが魅力です」(写真は本人のインスタグラムより)
使用者の声3 重永亜斗夢
「連戦で乱れがちな入射角を調整」
「試合が続くとヘッドが上から入りすぎてしまう。自分の感覚をフラットに戻すために使ってます」
ハンドファーストトレーナーの使い方
アーリーリリースになると手前をダフったり、ヘッドがかぶって左に引っかけやすくなる。手元が先行し、適正なダウンブローで打てると出球が真っすぐになる。つまり、出球が真っすぐでないときは、正しいハンドファーストのインパクトができていない証拠。
打ち方のポイント1
インパクトまでリリースしない
インパクトまで手元が先行し、クラブヘッドが遅れる関係を保ったままスウィングする。この際手元が浮くとフェースが開いて出球は右へいく
打ち方のポイント2
手先を使わず体で回転
手先を使うとアーリーリリースや手元の浮きに繋がる。体の回転を重視しクラブがついてくるイメージで振る
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月刊ゴルフダイジェスト2023年11月号より
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