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「どなたか『XドライブGR』お持ちではありませんか?」堀琴音が10年以上前のUTにこだわる理由とは?

2012年に発売されたブリヂストンの「ツアーステージ XドライブGR UT」。堀琴音はこのUTへの愛着が強く、ストックを確保するためSNSで情報提供を呼びかけた。そこで月刊GD編集部も総出で探してみることに……。

PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa

堀琴音 ほりことね。昨シーズンTポイントENEOSでツアー通算2勝目を挙げる。クラブへのこだわりが強く、いいと思ったものはとことん使い続ける

これじゃないとダメんです

クラブへのこだわりが強い選手は少なくないが、そのなかでも堀琴音は2012年モデルのUTを使い続け、SNSで中古品を募るほどの“超こだわり女子”。そのこだわりを直接聞いてみた。

「一番はグリーンに止められること。この『XドライブGR』は飛びすぎの心配もないですし、ボールがフェースに食い付いてスピンもしっかり入ってくれる。セカンド地点の長い距離からでもグリーンを狙っていけるんです」

多くの人がSNSを見て写真や現物を堀に送ったそうだが、実際に使うことになったクラブは2~3本のみ。特にクラウン部分の傷への審査が厳しかった。まだまだストックを探しているとのことなので、持っている人は堀プロのSNSへ連絡してみてください!

「XドライブGR」が譲れない理由
●飛びすぎず操作もしやすい
「最近のUTは弾く感じが強くて思った以上に飛びすぎちゃうんです。GRだと自分でつかまえられて飛びすぎる心配もないのでマネジメントがしやすいんです」
●イメージ通りの弾道が打ちやすい
「左右の曲がりや弾道の高さなどが自分の想像通りになるのがいいところ。イメージ通りの球が出れば操作しやすいですし、逆球の心配がないので振り切れるんです」
●雨の日でもドロップしない
「フェース面がボールに食い付くような感じなので雨の日でもドロップしないし、ほどよいスピンが入ってしっかり止まってくれます。飛ばすより狙える感じです」


チェックポイント1
クラウンに傷がないか

「フェース面はあまり気にならないのですが、クラウンは少しでも傷があると違和感が出ちゃうんです」


チェックポイント2
食いつきの良さ

「打ち込まれすぎてスピンが入らずパーンと弾いてしまうフェースだと使えない。UTといえどグリーンで止めたいので」

状態のいい「XドライブGR」を見つけ、掘にお届け!
果たしてお眼鏡にかなうのか?

中古ショップで状態のいい「XドライブGR」の4UTと5UTを発見! 堀が使うグリップとシャフトを装着し、手渡した。堀の厳しいお眼鏡にかない、ストックとして採用してもらうことができた。

「特に5UTが欲しいんです」

4UTは多くの人から送られてきたというが、5UTは品が少なくまだまだ募集中だという堀。我々も引き続き捜索します!

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月刊ゴルフダイジェスト2023年10月号より