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【ギア選びのウソホント】Vol.141 パターを替えたらボールも見直してみよう

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

堀越良和 パターとボールの選び方

前回のお話はこちら

憧れのプロが使用しているパターがショップに並んでいたら欲しいと思うことはあるでしょう。正直、プロと同モデルが使えるのは14本あるクラブではパターだけですから。とはいえ、前回の最後に「打感はパッティングの命」と記載しましたし、同じモデル内で買い替えるのであればそこまで問題ないのですが、たとえば、樹脂インサート入りのパターから削り出しミーリングのパターに替えると、打感がかなり異なりますので、距離感が崩れてしまいます。その場合には、ボールを変更するのもひとつの手です。

たとえば、アイオノマーカバーのボールを使用する人が、パターを樹脂インサートパターから削り出しミーリングパターに変更する場合は、打感が軟らかいウレタンカバーのボールにするといった感じです。また、基本的にはどのメーカーでもツアープロが使用するボールのドライバーの飛距離性能はそれほど変わらず、アイアンやウェッジでスピン量が少し変わり(とはいえ、プロから見ると大きな差なのですが……)、いちばん変わるのは打感なので、打感が軟らかいモデルに変更するのも手です。ボールを同一メーカー同一シリーズの打感が異なるモデルに変更することで、パターの距離感が合うようになりますので、覚えておいてください。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年7月4日号より