フェース面がまるでウェッジ! 女子プロがテストしていたブリヂストンの最新ドライバーは雨にも強い!?【ツアーでみっけ】
月刊ゴルフダイジェストのツアー担当が現地からホットな情報をお届け! 今回は、女子ツアー「ニチレイレディス」の会場で見つけたブリヂストンのニュードライバーをレポート。
PHOTO/Hiroaki Arihara
6月16日から袖ヶ浦CC新袖C(千葉県)で開催されるニチレイレディスの練習日、ドライビングレンジでブリヂストンのツアーレップとプロが打球を見てはパソコンの画面とにらめっこをしているシーンがちらほら。どうやら未発売のニュードライバーを試している様子だった。いったいどんなモデルなのか、さっそく突撃取材を敢行。
まず試していたのは、渡邉彩香。彼女のもとに届けられたのは“プチプチ”に包まれた3種類のニューヘッド。プロの許可を得て恐る恐る覗いてみると、なんだこれは!? なんとフェース全面にミーリングがほどこされ、まるでウェッジのような見た目になっていたのだ。ツアーレップに話を聞くと、このミーリングの効果で、球の食いつきよくなり、雨の日でも横滑りがなくドロップしないのだという。
モデルは「Bリミテッド B1 LS」、「B1」、「B2」の3種類。それぞれソールのウェイト位置が異なり、「Bリミテッド B1 LS」はウェイトをフェース寄りに配置することで最もスピン量を少なくしたモデル。「B1」はソール後方にリムーバブルウェイトを置いた中間モデル。そして「B2」はソール後方の比重を大きくし、直進性や寛容性を重視したモデル。
渡邉彩香が最終的に手にしたのは「Bリミテッド B1 LS」。練習後に感触を聞いてみると「自分の感覚とトラックマンの数字もよかったですね。私はスピン量が2000台後半欲しいんですけど、練習場では2000台前半。試合になればもう少し振れるようになるので、おそらく理想の2000台後半になるのかなと。飛距離と高さとスピンの関係も好みだったので、調整していきたいなと思います」と好感触で、近々試合投入も考えているとのことだ。
ほかにも桑木志帆と照山亜寿美が「Bリミテッド B1 LS」を選択。水曜日に別の会場で新ドライバーを試していた吉田優利は「飛距離が伸びてくれたし、曲がり幅も以前のモデルより減ってくれているのですごくいい」と話し、「B1」を選択した。
Bシリーズのニュードライバーを投入した選手たちが、梅雨時の試合でどんなゴルフを見せてくれるのか、注目だ。
吉田が選んだ「B1」。後方のウェイトで重心位置を調整できる