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【青木瀬令奈】ウッド系7本、アイアン3本、ウェッジ3本でスコアメーク。ドライバーは「ゼクシオ11」投入

トップ10入り3回など、安定感のあるプレーで2020年シーズンのシード権を確実なものとしている青木瀬令奈。彼女の最新クラブセッティングを見よう。

あおきせれな/1993年生まれ群馬県出身。日本女子プロ選手権で4位に入るなど、コンスタントに成績を残し、来シーズンのシードを確実なものに。ファンへの“神対応”も話題のプロ

もっとも使う9番ウッドがセッティングのキモ

青木はクラブやスウィングを熱心に研究している女子プロのひとり。彼女のクラブ選びにも独特なモノがある。

「私のセッティングは9番ウッドがキモです。コースでいちばん出番が多く、いちばん自信のあるクラブでもあるからです。新しいモデルが出たときは、必ず9番ウッドから打つようにしています」

左から3W「スリクソンZ F85」、5W・7W・9W「ゼクシオ10」。9Wがセッティングのキモと話す

では、9番ウッドがどう打てれば合格点なのか。

「9番ウッドは球が上がりやすいクラブです。私のスウィングもアッパー軌道で、球が上がりやすい。『上がりすぎ』が出てしまうので『上がりすぎない』性能になっていると『おっ、これこれ!』ってなるんです。自分が思っている弾道で飛んでくれることがいちばん大事ですから」

ドライバーは新作「ゼクシオ11」

ドライバーは発表されたばかりのゼクシオ11を投入した。

「最初に打った印象は『初速がすごい!』 と思いました。実際の重量よりもヘッドが軽く感じるので、ヘッドが走って楽に球を飛ばせる。だから、すぐ替えました」

ドライバーのシャフト「アッタス11」

今の目標はもちろん2勝目。彼女のゴルフに対する取り組みを見ていると、それほど遠くないはずだ。

長年使うUT「スリクソンZ H65」25度と28度

この2本で150~170Yをカバー

7Iのみ「スリクソンZ565」、8Iから「Z785」

「私にとって、7番アイアンはロングアイアンなんです。だから7番だけ、いちばんラクな別モデルです」

7番アイアンは「スリクソンZ565」、8番からPWは「スリクソンZ785」のコンボセッティングだ。

地元群馬のマイスターウェッジ「グラインドスタジオ」

ウェッジは、出身地・群馬のクラブメーカー「グラインドスタジオ」を使用。「中学2年生くらいからお世話になっています。使い込むほど手に馴染んでくる感じが好きです」

使い込むほど手に馴染むと話す「グラインドスタジオ」のウェッジ

50度で90Y、58度は75Yまで

パターはピン型、マレット型を併用

PH/Shinji Osawa
週刊GD2019年11月5日号より