ドライバーの“買い替え頻度”はどれぐらい? 今いちばん気になるドライバーは?【ニッポンゴルフ実態調査】
ステルス2にパラダイム、G430……ぞくぞく発表されたニュードライバーに、思わず目移りしてしまう。でも、物価の上昇に光熱費の高騰……お財布事情が厳しい人も多いはず。そこで今回は、ゴルファーがどれぐらいの頻度でドライバーを買い替えているのか? そして今最も気になっているモデルは何か? 調査してみた!
14本のクラブの中で、最新モデルが最も気になるのはなんといってもドライバーだろう。今年も年明け早々テーラーメイドとキャロウェイからニューモデルが発表され、食指がうごめき喉から飛び出ている人も多いはず。
しかし、折からの円安や原材料費高騰の影響もあり、ゴルフクラブの価格は年々上昇している。サラリーマンゴルファーにとっては、ドライバーを新調したくても、おいそれと替えられないのが実情かもしれない。
そこで今回、会員制サイト「Myゴルフダイジェスト」メルマガ購読者を対象にアンケートを実施。現代のゴルファーがどれぐらいの頻度でドライバーを買い替えるのかを調査した。
Q1. ドライバー(ヘッド)をどれぐらいの頻度で購入しますか?
最も多かったのは、「3~5年に1回」という回答で、全体の37%。次に多いのが、「2年に1回」で25%。「1年に1回」が18%と続く。
人によっては「そんなもんかなぁ」と思うかもしれないし、「意外とみんな替えてないんだな」と思う人もいるだろう。しかし、「年2回以上」の8%を加えると、2年に1回以上の頻度で買い替えている人が51%と過半数を占める。新品とは限らないが、定価で10万円近くする商品を、2年に1回以上のペースで購入するというのは、頻度としてはかなり高いといえるのではないだろうか。
2年で劣化するようなモノならまだしも、通常クラブは2年経ってもまったく問題なく使用できる。替えるとすればグリップぐらいだろう。
この背景には、中古ショップでの下取りや、フリマアプリの普及、そして「カチャカチャ」の浸透が挙げられよう。人気のモデルであれば、下取りでなかなかの値がつくし、フリマアプリやオークションサイトを覗けば状態のいいクラブが活発に売買されている。
ネック調整機能でシャフトを簡単に取り外せるようになったことで、お気に入りのシャフトさえ見つかれば、ヘッド単体を手に入れることで気軽に気になるクラブを試すことができる。合わなければ、また売ればいい……。このサイクルで頻繁にクラブを買い替えている人は、私の周りにも少なくない。
一方で「5年以上替えていない」というゴルファーも12%と、決して少ない数字ではない。メーカーがしのぎを削って毎年のように新しいテクノロジーを投入しているとはいえ、反発係数や慣性モーメント、クラブ長さ等の規制がある以上、ヘッドを替えたからといって一気に数十ヤード伸びるということは考えにくい。今使っているクラブにそれほど不満がなければ、あえて替える必要もない、というゴルファーも一定数いるということだ。
Q2. 今いちばん興味のある、または最近購入(予約)したドライバーは?
ついでにもうひとつ、聞いてみた項目がこちら。昨年末から注目モデルがぞくぞくと登場し、5年以上買い替えていないゴルファーも、食指がうごめいていることだろう。
結果はやはり、注目のキャロウェイ「パラダイム」シリーズと、テーラーメイド「ステルス2」シリーズがワンツーという形に。昨年11月に発売され売れ行きが好調なピン「G430」シリーズも、やはり気になる人が多いようだ。
同じく昨年11月に発売されたスリクソン「ZX MkⅡ」シリーズが4位に食い込み、タイトリスト「TSR」シリーズも昨年9月の発売ながらいまだ上位にランクイン。
あくまでテーラーメイドとキャロウェイの2シリーズが発表されたばかりの時期に行った調査であり、これからまた新たなモデルが発表されるたびに順位は絶えず変動してくるはずなので、参考程度に留めたいが、5年以上買い替えていない12%のゴルファーたちも、気温の高まりとともにそろそろ動き出し始めるころ。
次のラウンドで、ライバルたちのバッグにどんなドライバーが入っているか、注視してもらいたい。