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【ツアーB JGR HF3 アイアン ブリヂストン】球をつかまえて飛ばす工夫が満載「新JGR」

数多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員と試打のスペシャリスト・堀越良和プロが最新クラブを打って測って研究する「ヘッドデータはウソつかない」。今回はブリヂストンゴルフの「ツアーB JGR HF3 アイアン」です。

トウヒットでも当たり負けしない

ミッドサイズのヘッドですが、顔つきはとてもシャープ。下側2本の白いスコアラインで、目標に対してスクェアに構えやすいですね。ややオフセットのついたヘッド形状で、適度にボールがつかまってくれる印象を与えます。(堀越)

ストロングロフト&弾き感の強いフェースで圧巻の飛距離性能

実際に打ってみると、少し硬めの打感ながら、弾き感があって心地いいです。アスリート系アイアンの同番手に比べると、1~1番手半は飛びます。

球も上がりやすいですが、上がりすぎることはなく、ロフトなりの高さで飛んでくれるので、コントロールはしやすい。試打クラブに装着の軽量スチールシャフトも、先調子系で球を拾ってくれます。

芯が高いので、ティアップは高めでOK

オフセンターヒットにも強く、ややトウ側に芯を外して打っても当たり負けせず、直進性の高さを感じます。ソール幅が広めで抜けがいいですが、どちらかというと、上から打ち込むより、横から払い打つタイプの人と相性が良さそうです。

弾道や球筋を操りたい人には物足りないかもしれませんが、ミスを助けてくれるやさしさと飛びをアイアンに求めている人にはピッタリです。(堀越)

球がつかまるイメージが湧くヘッド、打つと直進性が高い

ソウル幅は広めだが抜けがいい。また、球をつかまえやすいグースネック形状

7Iのクラブレングスはやや長く、クラブ重量もやや重いので、クラブ慣性モーメントがやや大きい。長めのフェースとグースネックが特徴で、フェース面のトウ側が高いので、アドレス時にライ角度がアップライトに見えて、球をつかまえやすいメージが出ています。(松尾)

試打クラブ(7I・NSプロ950GH neo・S)は振りやすく、フィーリングも抜群。バウンス角が小さいので、払い打ちするほうが抜けがいいです。

払い打ちタイプの人、アイアンでも飛距離が欲しい人に

スウィートスポットが高く、高いティアップで打つとフェースの芯に当たりやすい感じがあります。フェース面は硬く打感もやや硬いですが、弾き感は高く、ストロングロフトとあいまって飛距離が出るクラブです。(松尾)

【総合評価】 スピン性能 4.5/抜けのよさ 4/上がりやすさ 4.5/ミス許容 4/操作性 4.5 ※5点満点

ヘッド/軟鉄
ロフト角/28度(7I)
ライ角/62度(7I)
長さ/37.25㌅(7I)
シャフト/ツアーAD for JGR TG2-IR(S、R)、
     エアスピーダー JGR for Iron(R相当)、
     NSプロ 950GH neo(S)
総重量/約417g(7I・NSプロ 950GH neo/S)
価格(税別)/10万4500円(#6~PW・5本セット、NSプロ 950GH neo)
※メーカー公表値

解説:クラブ設計家 松尾好員
解説:プロゴルファー堀越良和

週刊GD2019年12月3日号より