ユニクロに続け! ワークマンにしまむら“安くて良い”ウェアが熱い!
ここ2年ほどで急増した若年層をターゲットにゴルフ用品界は“熱く”なってきている。
元々、高級用品志向のゴルフ界にあって、安価なユニクロの参入は話題を呼んだ。そしてここに来て、ワークマンとしまむらが本格的に参入して、激戦の様相を呈してきたというわけだ。
機能的でかつ低価格商品を提供し、店舗を拡大(現在950店舗)している(株)ワークマンは、このほど初のゴルフ用品に特化した製品を発売すると発表した。これまでも18年の「ワークマンプラス」(アウトドアウェア)の開店以来、ワークマンの製品がゴルフウェアに使用される兆しはあった。それを契機に4年かけて開発したといい、アイテムはポロシャツ、スラックス、レインウェア、手袋、帽子など。ロゴは“Find-out”「さあ、一歩踏み出そう!」とのメッセージを込めたという。
この経緯を同社広報部の鈴木悠耶氏は次のように話す。「開発に4年かかったのは、社内にゴルフをやっている社員がいなかったからです。ただ、作業服などで培ったストレッチ性のノウハウは、ゴルフに流用できたと思います。今、ゴルフ用品界は高級品を含め2000億円という市場と聞いています。そのなかから今から始める人たちにどれだけアピールできるかです。ユニクロさんやしまむらさんがフッション性なら、ウチは機能性で勝負です」
ポロシャツ、パンツ、キャップ、手袋、靴下の5点セットで6120円の安価。それでいて高機能。若い初心者なら垂涎ものだろう。
同社の商品のファンというトップアマ(日本ミッドアマ2回、関東ミッドアマ4回優勝)の高橋雅也氏は「5年ほど前から、アウトドアウェアのなかから選んで使っています。例えばダウンベストなどは動きやすく、保温性も高く、何より安くて重宝しています。ただレインウェアは生地が若干硬いのと、スウィング中こすれる音が少しうるさかったかな。ポロシャツやズボンも購入しています。さすがに試合のときにはゴルフブランドのウェアを着ますが、プライベートではワークマンばかりでした。ゴルフブランドができたということでさっそく見にいきましたが、ちょっとポロシャツは生地が厚いかな、逆にズボンは薄いかも……」という。
一方、(株)しまむらは「良質なゴルフウェアを安心価格で」をキャッチフレーズに6月1日から2ブランドを販売。そのうちの1ブランドは最新のファッショントレンドを融合し、タウン着としてもお洒落な2ウェイのウェアとしている。
週刊ゴルフダイジェスト2022年7月5日号