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【幸服論】Vol.44 正統派だけど遊び心も! 大人の余裕を演出するクラシックシューズ

幸服論
2022.01.23

スニーカータイプのスパイクレスやハイテク系、根強い人気のクラシックモデルなどあまたあるシューズの中で森岡さんのイチオシを聞いた。

PHOTO/Tomoya Nomura、Kosuke Mori

●今月のテーマ●

森岡イチオシ! のゴルフシューズ

スニーカータイプ全盛だからこその不意打ち

――シューズのバリエーションが増えた中で、森岡さんが個人的に気になるのはどういったモデルですか?

森岡 コースを見渡すと、いかにも機能が詰まったプロユースのハイテク系と、街中でも履けそうなスニーカータイプが多い印象です。だからこそ、ある種ハズし的にクラシックなデザインのモデルが今の気分です。

――確かに大人っぽいし、ミケルソンやポールターもいまだに履き続けてますね。でも重くて歩きづらそう……。


森岡 そこがポイントなんです。実は、いまどきのクラシックデザインのシューズは軽くて歩きやすいんです。今回ピックアップした3足は特にそう。見た目とは裏腹に疲れにくいんですよ。そのうえ、デザインやディテールに少し遊び心が加わっているでしょ。正統派のシューズなんだけど、少し茶目っ気もある、そこに大人の余裕を感じさせてくれるんです。

「茶目っ気のあるデザインは大人の余裕を感じます」
ワンポイントのあしらいがあったり2色使いのコンビ、洒落た印象を与えるサドルやウィングチップなど少しニュアンスを効かせるのがいい

マルセイユのシンボルマークが新鮮

ポルトガルの職人が手作業で仕上げたラムダ。ソールにウレタンを使うことで柔軟性と軽さを実現。中敷は特許を取得したラテックス製でフィット感は最高。4万9500円/ラムダ

ディテールが洒落ているコンビシューズ

軽量で柔らかく、それでいて適度な反発性をもったソール「グランドフォーム」を使用。オリジナルグランド ツアー ゴルフは4月発売予定。3万8500円/コール ハーン

エレガントな上品系ウィングチップ

1877年にスペインで誕生したロトゥセ。メダリオンなどの装飾が華やかな印象を与える、まさに大人のためのシューズだ。見た目とは裏腹に圧倒的に軽く、革の柔らかさも魅力。4万9500円/ロトゥセ

「フットジョイの定番モデルも気になりますね」(森岡)

雨の日は優れた防水性が魅力のドライジョイズがオススメという森岡さん。雨の日でも圧倒的なグリップ力を発揮する。柔らかく、かつしなやかなプレミアム人工皮革を使った一足。傾斜地の安定感も◎。2万6400円/フットジョイ

<問い合わせ先>ラムダ(ニーディープ 03-5422-6421)、ロトゥセ(FDR カスタマーサービス 0120-000-813)、フットジョイ(アクシネット ジャパンインク 0120-935-325)、コール ハーン(コール ハーン ジャパン 0120-56-0979)

解説/森岡 弘(スタイリスト)

ファッション誌の編集からスタイリストに転身。芸能人やアスリートなどの多くの衣装を手がける

月刊ゴルフダイジェスト2022年3月号より