PHOTO／Kosuke Mori

タイガー・ウッズが着てから瞬く間に市民権を得たモックネックのトップス。着る際のポイントなどをスタイリストの森岡弘さんに聞いた。

●今月のテーマ●

モックネックシャツ

アスリートな雰囲気が高まる

GD　ブランドもバリエーションも増えつつあるモックネックシャツ。森岡さんはどう思いますか？

森岡　着こなしの幅が広がったという意味では好印象です。ただ“Tシャツには見えない”がキモですね。

GD　それはやっぱりネック部分でしょうか?

森岡　そうです。ネックが短いとTシャツっぽく見えてしまうので、カジュアル感が強い。首の長さは人それぞれですが、平均すると3.5センチくらいは欲しいところです。

GD　なるほど。ほかに選ぶうえで注意点はありますか?

森岡　ズバリ太さです。首元が苦しいからと、ゆとりをもたせすぎると襟がたるんでだらしなく見えるし、首の付け根が見えると一気にTシャツっぽさが出ます。やはり首にフィットさせるサイズ感のものを選ぶのが大事だと思います。

GD　ということは、パンツのように買うときの試着は必須ですね。

森岡　そうです。加えてパンツとの相性も大事。スラックスだったらネックはちょい長め。ジョガーっぽいスポーティなパンツなら適度に短めなどが合うでしょう。

日本のプロにも徐々に浸透してきた

タイガーが着用するようになって話題になったが、日本ツアーでも石川遼や時松隆光など、徐々に増えつつある。どの選手も少しタイトめを着る印象

月刊ゴルフダイジェスト2021年9月号より