スタイリストの森岡弘さんがゴルフの着こなしについて語る「幸服論」。今回注目したのは、ジョーダン・スピースが好んで着用する緑色のウェア。コースに美しく溶け込み、時に強い個性を放つ緑色の効果的な使い方を教えてもらった。

●今月のテーマ●

「グリーン」の着こなし方

緑にひそむもう一色に注目!

――今回は、ジョーダン・スピースが頻繁に着用している“緑色”について伺います。緑といってもかなり色調の幅が広くて、選ぶもので印象がガラリと変わりそうですよね。

森岡　季節柄多く出回っているなと感じたのは、誰でも似合う“カーキ”でした。もう一つは黒が少し混じった“モスグリーン”も見かけました。これは緑の中でも英国をイメージさせる色ですので、ゴルフ場に美しく溶け込む緑です。一方で「トレンド」と言えるのは、くすみがかった色や中間色の緑です。ここ最近のアパレル業界では、“グレージュ”と呼ばれるニュアンスカラーが注目されています。その流れに乗って登場した緑だと言えますね。

――緑にひそむもう一つの色に注目しながらコーディネイトを組むと、印象を統一できそうです。

森岡　緑と茶色は「休日の色」と呼ばれる相性の良い色なので、組み合わせると落ち着きのある着こなしになるのでオススメです。

秋らしい“モスグリーン”コーデ

秋冬におすすめのグリーンのウェア

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月刊ゴルフダイジェスト2025年11月号より