スタイリストの森岡弘さんがゴルフの着こなしについて語る「幸服論」。今回は、ビリー・ホーシェルの着こなしをチェック。

ビリー・ホーシェル　今季世界ランク17位。全英オープンで2位T、BMW PGA選手権で欧州ツアー3勝目をマークした37歳のベテラン

●今月のテーマ●

「カラーパンツ」の着こなし方

カラーパンツは
色とシルエットが大事

――今月は今シーズン好調をキープしているビリー・ホーシェルに注目。彼はカラーパンツを積極的にはいています。

森岡　派手になりすぎず、シルエットも選ぶ色もこだわっている印象を感じます。

――僕はやっぱり気恥ずかしくて手を出しにくい……。

森岡　彼の着こなしを参考にすれば、モノトーンコーデよりもカッコ良く見えますよ。ポイントは選ぶ色です。ピンクや赤といった明るい色も、墨を数滴垂らしたような少しだけトーン抑えめの色を選ぶこと。すると、一気に落ち着いて見えるんです。また、シルエットをやや細めにして、ディテールはあくまでオーソドックスなスラックスやチノ系タイプを選びましょう。

――流行りのジョガー系は避けるほうがいいんですね。

森岡　はい。ジョガー系は思いのほかトップスとの合わせが難しいんです。特にこの時季はニット系を合わせることも多いのでカラーパンツはスラックス系のほうがスマートにキマります。

【レッド】トリコロールで合わせて上品に

「赤系のパンツはネイビーと白を組み合わせると爽やかにまとまります」

【イエロー】白×イエローで都会派スポーツ

「白のジップアップブルゾンと合わせてスポーティにまとめるのがオススメです」

【ピンク】淡い系ピンクなら爽やか!

「ブルーやベージュと合わせると清潔感のある好印象な着こなしに仕上がります」

【グリーン】ネイビーで締めると緑が絶妙に映える

「ブルーや白はスポーティ色が強いのでネイビーで落ち着かせてください」

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月刊ゴルフダイジェスト2024年12月号より