【幸服論】Vol.74 丸首ニットは“エリ隠し”がクラーク流
スタイリストの森岡弘さんがゴルフの着こなしについて語る「幸服論」。今回は、ウィンダム・クラークの着こなしをチェック。
●今月のテーマ●
「丸首ニット」の着こなし方
丸首でエリを出すと可愛く見えてしまう
――今季大活躍しているクラークを見ると、ニットの着こなしが独特なんです。
森岡 シャツのエリを出しやすいVネックがゴルファーには定番ですが、クラークは丸首にこだわってますね。
――はい。しかもエリ先を必ずしまっているんです。
森岡 丸首ニットは、僕もこの着こなしのほうが好きですね。丸首でエリを出すと、よりカジュアルに見えてしまい、色柄の合わせによっては可愛らしさも出てしまいます。でもエリ先をしまうことで、スポーティかつトラディショナルな雰囲気をキープできます。
――なるほど。エリを無理に出さないほうがキマるんですね。変に主張しない分、スカーフのように首元のさり気ないアクセントにもなっています。
森岡 そうですね。Vネックは深さを気にしなくてはいけないし、合わせるインナーも大事。丸首ニットのほうが簡単にキマりますよ。
丸首ニットのおしゃれコーデ
ライトトーンでまとめたスポーティスタイル
セーター2万2000円、ポロシャツ1万5400円、パンツ2万2000円、ベルト1万3200円、キャップ3520円/すべてタイトリスト、グローブ1960円、シューズ1万8700円/ともにフットジョイ
柄を取り入れた
トラディショナルスタイル
セーター1万4300円、ポロシャツ1万4300円、パンツ1万6500円、ベルト8580円、キャップ5280円、グローブ1870円、シューズ:オープン価格/すべてキャロウェイ
丸首ニットのおすすめ4選
Travis Mathew
編み込みを変えたワザありニット
薄手で柔らかい肌触りのニット。軽い着心地のため、ちょっと羽織りたい秋口に最適。1万8700円/トラヴィスマシュー
TaylorMade
ロゴを大胆にあしらった印象的な一枚
厚手でハリのある生地感なので冬まで着られる1枚。着ると意外とコンサバティブ。1万7600円/テーラーメイド アパレル
ADMIRAL
モチーフ柄が個性的な若返りニット
やや厚みがあっても生地自体は柔らかいので動きやすくてストレスフリー。デザインが印象的。1万8150円/アドミラル
Munsingwear
ワッペンの存在感がキラリ!
シャリッとした肌触りなので、少し汗ばんでもベタつかず快適に着られる。腕と胸元のワッペンが絶妙なアクセントになっている。セーター3万800円、ポロシャツ2万2000円/マンシングウェア
<問い合わせ先>アドミラル ゴルフ(ヤマニ ゴルフ事業部 03-5806-8055) テーラーメイド ゴルフ(テーラーメイドゴルフ カスタマーサービスコール 0570-019-079) マンシングゴルフ(デサントジャパン お客様相談室 0120-46-0310) トラヴィスマシュー、キャロウェイ(キャロウェイ ゴルフ お客様ダイヤル 0120-300-147) タイトリスト、フットジョイ(アクシネット ジャパン インク 0120-935-325)
解説/森岡 弘(スタイリスト)
ファッション誌の編集からスタイリストに転身。芸能人やアスリートなどの多くの衣装を手がける
月刊ゴルフダイジェスト2024年11月号より