スタイリストの森岡弘さんがゴルフの着こなしについて語る「幸服論」。全英オープンで2日目までトップを走るなど、今季好調のシェーン・ローリー。彼はパンツの着こなしが絶妙だった。

シェーン・ローリー　アイルランド出身の37歳。PGAツアー3勝し、2019年に全英オープンを制した実力派

●今月のテーマ●

「テーパードシルエット」の着こなし方

パンツとベルトの色合わせに注目!

――全英オープン覇者で、今年のロイヤルトゥルーンでも2日目まで首位を走っていたシェーン・ローリー。体形は決してスマートではないのですが……。

森岡　お腹が出ていて貫禄があり、それが良い方向にいっている愛されキャラです。長いヒゲもそうですが、ウェア選びの妙とも言えますね。

――ポイントはどこですか?

森岡　やっぱりパンツですね。股の浅いテーパードシルエットで上品な下半身を演出しています。モモ周りにゆとりをもたせているのでお腹が目立ちにくい。そしてスソを極端に絞ることでメリハリのあるシルエットを生み出しています。流行りのジョガー系パンツだとキャラクター色が出すぎてしまうのですが、スラックスタイプなので大人の雰囲気がキープできるんです。

――なるほど。お腹周りが気になる人は参考になりますね。

森岡　はい、ぜひ彼を追いかけてみてはいかがでしょうか。

スソ幅20cm以内のテーパードシルエットパンツコーデ

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月刊ゴルフダイジェスト2024年10月号より